■今日の「おすすめ本」■
2008年6月8日
- タイトル
- 「感情シグナル」がわかる心理学
- 著者
- ジョン・ゴットマン
- 出版社
- ダイヤモンド社 (2004/2/20)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
教えてくれるちょっと専門的な本です。
著者は、こう言っています。
「日々の生活のありふれた場面で、あなたが誰かと気持ちのふれ
あいをもとうとして、シグナルを出す。相手がそれに応える、
あるいは気づかずに無視する。そんなささやかなやりとりが、
人間関係の土台をなしています。
そうした日常的なシグナルは、さほどドラマチックなものでは
ありません。見過ごすのはたやすいし、たいがい見過ごされて
しまいます。にもかかわらず、シグナルはとても大きな力を秘め
ているのです。そうした感情のシグナルを意識し、関心を向ける
ことで、親しみの気持ち、お互いを支えたいという気持ちを表現
し、受け止めることができ、深い絆をつむいでいけるのです」
自分の発している感情シグナル、相手が発しているシグナル…
そんなシグナルに気がつき、大切に扱うことで、人間関係が驚く
ほど改善し、深い人間関係を作り出していくことができるという
ことです。
例えば、こんなことが書かれています。
1.私たちの感情はシグナルで伝わる
2.自分の感情シグナルを見直す
3.やってはいけない6つのこと
4.感情の指令システムを理解する
5.感情の自分史をさぐる
6.感情を上手に伝えるスキルを磨く
7.相手と分かち合える大切なものを見つける
調査、研究の積み重ねの上で書かれた、かなり科学的で実践的な
本です。最新の研究成果を踏まえたエクサイズも掲載されています。
少し専門的ですが、わかりやすくかかれているので、人間心理、
非言語コミュニケーションなどに興味のある方には、おすすめの
本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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