「人にめいわくをかけてはいけない」とか
「駐車場は所有者以外、使ってはならない」とか、
そういったルールが社会運営上、有用なことは確かです。
けれども、
「絶対守るべきだ、守らないヤツは
ゴミのような連中であり、攻撃しても構わない」
ということもあり得ない。
もし自分がルール違反により不利益を被っているのなら、
必要最低限の手続きを通じて温和に解決を図れば良いのです。
そこに、相手への敵意が伴ってしまうと、
それは、単に不利益を退けようとしているのではなく、
ルールに従う、そして従わせることによって、
自分の価値や正しさを支えようとするという、
精神的脆弱性のほうが問題になってしまいます。
誰もが自分と同じ距離感で、
ルールと接しているわけではないのです。