■2008年10月29日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「あなたはこんな性格の人ですよ」
と誰かが判断してくれたなら、それに飛びつきたくもなります。 心理学的な性格分析、血液型、星座占い、姓名判断… なんでもいいのですが、あなたはこんな性格の人で、 こうしたらいいと示してくれたらどんなにか楽でしょう。 しかし、そんな誘惑には用心してください。 こうしたものは、せいぜい自分を考えていくときの “きっかけ”や“材料”にしかなりません。(略) 「自分はこういう性格だから……」 と、変に納得して、自分をマイナスの方向へ 固定していってしまう可能性だって十分にあるのです。 この「自分の性格に対する思い込み」を まず疑ってみる必要があります。 また、その思い込みが、どこかで見た性格分類と いったところからきているとしたら、そうした分類を 自分に当てはめてみることをやめ、もう一度、 自分をまっさらにして見つめてみてください。 必ず、あなた自身の中にある、分類などという狭い枠に 収まるはずのない可能性がみえてくるはずです。
まゆの感想
自分の性格や他人の性格を一方から眺めて、ある型にはめ、
自分の性格も人の性格もわかったように思い込んだり、 性格を「こうだ」と決めつけたがる人が多いように思う。 型にはめたがる人や、決めつける人は、 自分は「こういう人間だ」「こういう性格だ」 あの人は「こんな人だ」とパターン化して安心したい。 あいまいな自分や他人の性格に、白黒つけてすっきりと わかったような気になりたいのだ。 その方が、落ち着くような気がして。 しかし、人の性格は、見方によって違うし、 その時の行動などは、性格によるものというより、 環境に左右されていることの方が多い。 また、そんな既製の型にはまらない自分もいて、 こんな面もあり、逆にこんなところもある、 こんな性格だと思っていたら、違うのね、 なんてことだっていっぱいある。 だからこそ、面白くもあり、可能性もあると思う。 安心やわかった気持ちになりたいがために、 性格を、型にはめたり、決めつけたりして、 自分の自由や可能性、相手の自由や可能性に 枠を設けたりすることは、控えたいと私は思う。 |
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