■本の検索■
出典名: | 人生の実力 |
|
|
おすすめ度: | ※おすすめ度について | ||
本のカテゴリ: | 人生・生き方 | ||
副題: | 2500人の死をみとってわかったこと…人はなぜ、最期の瞬間しか、人生の素晴らしさに気づかないのだろう? | ||
著者: | 柏木 哲夫 | ||
訳者: | |||
出版社: | 幻冬舎 (2006/07) | ||
本の内容: | 「死を見つめることで、強くなる、優しくなる、大きくなる…」 2500人の死を看取ってきた、ホスピス医の第一人者が生きる 勇気といい死に方をする生き方を語りかけてくれる本。 著者は、こう言っています。 「人間の「弱さに対する理解」も大切だが、同時に人間が持って いる「強さもしっかり見ていく」ことをしないと、本当の意味 での人間理解ということにつながっていかないだろうと思う。 例えば、ある患者さんがホスピスへ入院し、我々スタッフは その患者さんに対して、神経質な人という感じを持っていた。 徐々に弱って行かれる時に、「この人は本当にきちんと自分の 死を受け入れることができるのだろうか」と私たちスタッフが 思っていても、体が弱るにつれて心が強くなる、という患者 さんが実際にいるのだ。 見事に自分の死を受け入れ、そして亡くなっていく姿をみて いると、「人間というのは強いな、たくましい面があるな」 と思う。 弱まった状態からなかなか這い上がることが難しい人もいる。 逆に、以前のその人のレベルよりももう一つ上へ成長する人も いるのである。人生の最期に大きく成長する強さを持っている 人もいるのである」 例えば、こんなことが書かれています。 ◎まさかの病、そして死 ◎死を通して強くなる ◎人は生きたように死んでいく ◎再会の希望と確信 ◎残された家族の悲しみには2つある ◎家族のまとめ役が死んだとき ◎死への準備がなぜ大切か ◎どこかで私たちは笑ってる ◎自分の気持ちをわかってほしい ◎「頑張って」と「大変ですね」の大きな違い 死に関する見方、考え方、受け止め方などがたんたんと丁寧に 温かく書かれていて、この本を読むと「いい死に方をしたい」と 思えと思います。 人生の後半に向う方、今が辛い方、病にある方におすすめです。 |