■今日の「おすすめ本」■
2009年10月19日
- タイトル
- なぜ、今までのやり方を変えられないのか
- 著者
- スーザン・M. キャンベル
- 出版社
- 実務教育出版 (1998/08)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「今後の企業の発展は、個々の従業員の成長なくしては有り得ない
ので、さまざまな変化に耐えうる企業組織をつくりあげていく
ことが必要だが、そのためには、一人ひとりの授業員が、今起き
ている変化を察知するために必要な「学習」をしていくこと、
また、企業自体も「学習する組織」になっていくことが必要」
といっています。
そのために、6つのメタスキル(能力)を高めていくことが必要
だということです。
1.《変化に積極的に参加する》
自分は変化を積極的に受け入れ、そこに参加しているので
あって、状況をコントロールしているわけでも犠牲になって
いるわけでもないと感じる能力
2.《こだわりを捨てる》
状況をありのまま認識できるよう、「こうあるべき」という
こだわりを捨てる能力
3.《本当の自分に焦点を当てる》
本質的自己、つまりもっと大事にしている素質や才能を、
仕事の場で生かす能力
4.《信頼を築くコミュニケーションをとる》
他の人と率直にコミュニケーションをとり、互いの学習と
信頼につながるよう情報や意見を交換する能力
5.《さまざまな観点から物事をとらえる》
つねに自分の考えに忠実であるとともに、他の人の考えにも
耳を傾ける「両面的思考」の能力
6.《組織の効率を高める》
組織において、他人とともに学び、他人との結びつきを
感じる能力
主に企業組織に変化をもたらすためのスキルとして書かれていて、
少し堅めの専門的な本ですが、内容は、これからの自分の人生を
生き抜いていくために必要な知恵、能力でもあると感じます。
じっくりと読んでみることをおすすめします。
特に、コーチング、人間心理に興味があるかたにおすすめ。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
誰かと意見が食い違った場合、 これに対処する方法は、基本的に言って3つある。 第一に、自分の視点を他人に押しつけようとすること。 第二に、衝突を最低限 | 相手の相反する意見を聞くと言うことは、 実際のところかなり忍耐力と理解力がいる。 両方とも、自分の意見が正しいと思っているし、 自分の意見に執着もしている | 2008-11-07 |
自分の考えを主張すればするほど、 相手も負けずに同じことを主張して、 意見が衝突してしまったことはないだろうか? 一方、向こうの見解にもっと興味を示し | 自分の意見をどうしても通そうと思うと、 自分の言い分だけを、一方的に話しがちだ。 その方が、相手に分ってもらえるような気がして… その方が、聞いてもらえる | 2008-09-15 |