■今日の「おすすめ本」■
2010年12月2日
- タイトル
- 考えるプロが明かす「思考の生活習慣病」克服法
- 著者
- 船川 淳志
- 出版社
- 講談社 (2004/2/23)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
昨今落ちてきている思考力、考えることを鍛え直し、ビジネスや
生活に生かしていく方法を教えてくれる本。
このところ日本では、いろいろな知識はあっても「考えること」が
うまくできない人々、そのような状況が多くなってきているという
ことで、著者は、この思考力停止を「思考の生活習慣病」と名付け
こんな「4大生活習慣病」が出ていると言っています。
1.思考の放棄……「これだけの情報では無理ですよ」などと
口にして、自ら考えることを止めてしまう
2.思考の依存……「だって、社長が言ってますよ」
と人の頭に頼ってしまう
3.思考の歪み……推論の過程にムラや無理がある
4.思考の偏り……特定のことについては効果的に推論できるが
ちょっと専門分野がそれると思考力が機能
しなくなる
そして、これは誰にでもあることなので、これらを自覚しながら、
修正していくことが大事だということです。
例えば、こんなことが書かれています。
◎4つの思考病が、思考不全と思考停止をもたらす
◎脱「思考の生活習慣病」ここに注意
◎思考を超・活性化!考えるプロの「7つの基礎習慣」
1.頭の初期設定を変える習慣
2.一問一答の呪縛を解く習慣
3.両面思考の習慣
4.ことばを研ぎ澄ます習慣
5.思考を柔軟にする習慣
6.見えない問題を考える習慣
7.自己認識力を高める習慣
◎「クリエイティブ思考」と「クリティカル思考」を鍛えよう
◎思考の3つの基本動作、分ける、まとめる、置き換える
思考するということがどういうことなのか、どうしたらより思考力
がUPするかなどとても勉強になった本でした。
「事例」やたとえ話もわかりやすく、読みやすいと思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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多少の才能があっても、いつの間にか、 才能を使わない習慣が身に付いてしまうケースが あまりにもたくさんあります。 その原因は、われわれの中にある、 | 言い訳って、なにかと便利だと思う。 言い訳さえ言えば、すれば、 なんだか自分が正しいように思えるし、 回りの人も、「そうか、そうだったのか」 「そうだよ | 2009-09-30 |
決めつけるような文句は要注意です。 ・~というのはありえない ・絶対に~だ ・そんなことは当たり前だ ・~のはずはない ・誓ってもいい | 「きっと、こうだ、こうに違いない!」 などと、いったん強く思いこむと、 知らずに、あるいは、意識して、 その思いこみにそった情報ばかりを集め、 「ほらね | 2009-03-13 |
「一問一答」の呪縛が、思考放棄症を生む。 「正解は1つである」という前提があると、 「その正解を知らないからわからない」 という思考放棄になったり、 「 | 「ひとつの問いに、たったひとつの答え」 と思っていると…生き方が苦しくなる。 自分の答えと、他人の答えが違っていると、 葛藤が始まったり、迷ったり、悩んだ | 2009-03-12 |