■今日の「おすすめ本」■
2011年4月25日
- タイトル
- 生きていく力
- 著者
- 柏木 哲夫
- 出版社
- いのちのことば社 (2003/09)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
著者が、生きていくための力について、また、生きていくことに
ついて事例をまじえて深く教えてくれる本。
「生きていく力」に不安や不足、心や魂に弱りを感じている方に
読んでいただきたいということです。
著者は、こう言っています。
「「生きる力」と「生きていく力」とは違うように思います。
ホスピスでの死と、自殺という形での死とでは全く違います。
前者は自然ですが、後者は不自然です。
前者は受け入れやすいのですが、後者には受け入れがたさが
あります。
前者は「生きる力」、後者は「生きていく力」の喪失といえる
でしょう。
精神科医として、ホスピス医として多くの人々の生と死に
関わってきました。そして思うことは、生きる力がなくなる
まで生きていく力を発揮して生きたいということです。
生きる力は「生命」であり、生きていく力は「いのち」だと
思います。
与えられた人生をできるだけ前向きに、輝いて生きたいもの
です」
キリスト教の教えに基づいた考え方が出てくるので、キリスト
教に抵抗のある方にはおすすめしませんが、書いてある内容は
深く考えさせられます。
これから老後に向う方にもおすすめしたい一冊です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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