■今日の「おすすめ本」■
2011年6月22日
- タイトル
- 超一流じゃなくても「成功」できる
- 著者
- 長谷川 滋利
- 出版社
- 新潮社 (2006/8/17)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
チャレンジし、メジャーリーグ通算517試合登板し、45勝をあげ、
素晴らしい成績を残した著者が、自らの野球人生を語った本。
著者は、力で勝負は出来ないから、考える投球をすることを常に
追求して来たということです。
著者は、超一流でなくても成功できる秘訣をこんなふうに語って
います。
「ポイントは壁にぶつかったときに、いかに客観的に自分の力を
分析するか、それにつきる。
◎自分の何が通用するのか
◎結果がでない自分には何が不足しているのか
端的には、このふたつの要素を分析できればいい。しかしこれが
むずかしい。他人は客観的に評価できても、自分を正確に評価
することはなかなかむずかしい。
だいたい、プロ野球選手は成功の階段を上がってきているわけ
だから自分を過大評価しがちなのである。そうすると、通用して
いないボールなのに、「通用している」と錯覚してしまう。
そうなると自分を適切に分析できない。
逆に自分に自信がない人は、せっかく通用している部分がある
のに、自分を過小評価しすぎる傾向がある。一見こちらの方が、
よさそうに見えるが、これではいつまで経っても自分の殻を
破ることはできない。
自分が恵まれていたのは、超一流でなかったからこそ、自分を
買いかぶることなく、過小評価することもなく、客観的に自分の
力を判断することができた点だと思う」
著者の、高校~オリックスメ~ジャーリーグ時代の話も知れ、
さらに、その時代時代で気づいたことや学んだこと、なにより、
自分の失敗から考えたことなどが書かれており、とても面白く、
すごいなぁと素直に思える本です。
長谷川選手、野球好きな方だけでなくて、ビジネスマンにも
おすすめできる本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
ブルペンから観察して気づいたのは、大試合で ブルペンから出ていった投手が次々に打たれているのは、 みんながみんな、自分が持っている力以上のものを 出そうと | いい場面、大切なとき、ここぞというときには、 失敗したくなくて、いいところを見せたくて、 どうしたって100%の自分の力、うまくいけば 120%の力を見せ | 2008-10-31 |
むずかしい局面にぶつかったときに重要なのは、 自分のなかにどれだけ 知識や技術のストックがあるか、ということである。 難局にぶち当たってから、 「さ | こんな局面になったらどうしようか、 こんな問題が持ち上がったらどうするか、 その対処方法や、問題解決方法を、 常に、自分なりに考え、シミュレーションを | 2008-04-04 |
実は2年目の1998年エンジェルスは 終盤までプレーオフ進出争いを繰り広げたが、マリナーズ戦で 僕が打たれてしまい、決定的な敗北を喫してしまった。 当時の | さらに、長谷川投手は、2003年、 マリナーズ(長谷川投手は2002年マリナーズに移籍)が 優勝争いに踏みとどまっていたとき、今度はエンジェルスに サヨナ | 2008-03-25 |