■今日の「おすすめ本」■
2011年9月27日
- タイトル
- 一歩踏み出すことで人生は開ける
- 著者
- 本明 寛
- 出版社
- 大和出版 (2000/08)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
のヒント、きっかけなどを41教えてくれる本。
著者は、人生を生きるために大切なことをこう言っています。
「私は、心理学的人間学を専門としている。
簡単に言えば、人間の悩みや、苦しみを分析し、解釈し、治療
すること、あるいは、人間の理想像を求めるという仕事をやって
いる。そうした活動の中で、人間の問題は自分で取り組み、自分
で直すことしかないという考え方にとりつかれてしまった。
だから、その力を持つキッカケを与えることが必要だと思って
いる。そのためには、
「自分を知り、他人を知ることが、最上の方法」だろう。
朝でも、夜でもよいから、少し時間を作って、自分の人生の
意味を、生きるということの意味を考えてみたいものである」
例えば、こんなことが書かれています。
■自分を知る心理…人間、自分が思っているほど自分を知らない
・自分をどうコントロールするか
・自己点検がなぜそんなに大事なのか
■人を読む心理…
“愛されること”は“愛すること”よりむずかしい
・好き嫌いだけで相手を判断してはいけない
・恋愛とはお互いの心理的距離が重要
■甘えの心理…小手先を使わず、体ごとぶつかれ
・「人がやっても、俺はやらない」という強い心
・なぜ親に反抗したくなるのか
■悩む心理…他人を知ることで自分がわかってくる
・自分を知り、人を知ることが人間らしさ
・「俺が俺が…」という自己主張からの脱出
■性格を活かす心理…自分の隠れた才能を掘り起こそう
・自己啓発は“自学”である
・情緒不安定型人間と神経症人間
■楽しむ心理…人生を心豊かに生きよう
・やる気が十分だけでは目標は達成できない
・ほめ言葉を待つ習慣は人を不幸にする
少しかたい感じはするものの、書いてあることは、心理学に裏打
ちされ、それに著者の体験、生活実感が加味され、読み応えあり
ます。人間心理もよくわかります。
じっくり読んでみると味わいがあると思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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「ほめ言葉を待つな」 いい大人になっても、他人の言葉を聞かないと 自分の行動やその結果の評価ができないのでは情けない。 しかし、私の知る限りでも、高 | この本では、こんなことも言っています。 「一般的に、ほめ言葉によって生きがいを感じている人は、 ほめ言葉を得るために全力投球して、自分の 「ひとに見ら | 2011-01-19 |
どのような分野でも、自分の力を全力投球し、 その力を開花できれば自己実現である。 先日も信州に行った時、2代に渡って、 改良巨峰(ぶどう)を作っている | 自分が心から満足していること、好きなこと、 あるいは、これだと思うことに全力を注いでいると、 人からどう思われようが、どう見えようが、 そんなことはどうで | 2010-01-15 |