■今日の「おすすめ本」■
2012年2月1日
- タイトル
- プロの聞く技術が身につく本
- 著者
- 林 恭弘
- 出版社
- PHPエディターズグループ (2007/05)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
ぐーんと近くなる、ということで、そのポイントを35、教えて
くれる本。
身近な人が悩んでいるとき、不満を持っているとき、
「なんとかしてあげよう」「助けてあげよう」「解決しよう」と、
「良かれと思って対応する5つのパターンがあるそうです。
実は、この5つのパターンこそ、人間関係でトラブルを発生させ
がちだと、この本では言っています。そのパターンとは、
1.教えてやろう
2.気づかせてやろう
3.つきとめてやろう
4.気分転換してやろう
5.とりあえず切り抜けよう
で、このような対応は、相手の心を閉ざし、コミュニケーション
を絶ち、人間関係さえ悪くしてしまう可能性さえあるそうです。
例えば、こんなことが書かれています。
1.聞かないトラブル
・心が離れていく対応のパターン
2.話を聞き、心を聞く技術
・「沈黙」が聞くことの基本
3.聞くための心のもちかた
・聞くことは無力感を味わうこと
4.聞くことで養われる人間性
・人間関係では、勝てば勝つほどに孤独になる
5.聞くことで得られる大切なこと
・一体感の押しつけから、離別感の関係へ
わかりやすい文章、まとめ、イラストもあり、とても読みやすい
ので、この手の本をはじめて読む方にもおすすめの本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
私たちは、自分ができることなら 他人もできるべきだと考えることが多いものです。 考えるという意識されたものではなくても、 どこかでそう考えています。 | 自分が、すでに簡単にできることを教えるとき、 それが全くできない人に教えることは、かなりの手間と、 理解力、忍耐力が必要だと、実感しています。 現在、 | 2011-06-15 |
私たちは「価値観」というと、 「自分にとって絶対的で、変わってはいけない」 「変わることは現在までの自分を否定することである」 かのように思い込んでいるも | 私などは、自分が変わることよって何かがよくなるなら、 「変えよう」「変えていこう」「変わろう」と抵抗なく思うが、 「絶対に自分が変わるのはイヤ」「何が何でも | 2010-08-04 |
部下が悩んでいても、組織の正論で叱咤激励し 理解しようともしない。後輩が悩みを打ち明けても、 立派なアドバイスでそれから逃れようとする。 同僚の顔色が悪く | 冷たい社会、そんな中にはいたくないし、 冷たい人はいやだ、そんな人にはなりたくない、 と、思っているけれど、気が付けば、そんな中に、 入り込んでいる自分を | 2010-07-27 |
「都合の良い話」は、誰でも楽に聞けるものです。 それゆえ、「都合の悪い話」を聞いたときにこそ、 相手は心を開いて深い真実を語ってくれるようになります。 な | この本によると、身近な人が悩んでいる姿を見ること、 こちらにとって、都合の悪い話をされることは、 とても辛いことで、これから、なんとか逃れようとして、 「 | 2010-07-23 |