■今日の「おすすめ本」■
2017年1月10日
- タイトル
- 縁は苦となる苦は縁となる
- 著者
- 塩沼 亮潤 (著)
- 出版社
- 幻冬舎 (2016/4/21)
- おすすめ度
※おすすめ度について

満行し、現在は宮城県慈眼寺大阿闍梨である塩沼住職が、執着を
「手放す」ことや縁について教えてくれる本。
塩沼住職は、こんなことを語られています。
「これはどうしても忘れられない」「捨てられない」「この感情は
どうにも手放せない」とこだわってしまうのが私たちの日常
ですが、ある意味、たくさんのものをかかえて生きていると、
人として本当に大切な何かを手に入れることができません。
体験も感情も長い人生から見れば、自分の成長のための過程
です。
いつまでも過去のおとにとらわれていると、人生が思わぬ方向へ
いってしまい、自分を苦しめることになりかねません。
少しずつでも高みを目指すためには、つまらないとらわれを
捨てることです」
例えば、こんなことが書かれています。
第1章 燃え尽きて灰になる線香ではなく、長く香る香木になる
第2章 後ろ姿から学び、答えは自分で出す
第3章 自分がどれほど満たされているかに気づく
第4章 よいことにも悪いことにも執着しない
第5章 学びは毎日の生活のなかにある
なかなか厳しいことも書かれていますが、ああそうか、うん、
そうだと原点を思い出させてくれるような話もたくさん書かれ
いて気が引き締まるような本です。
じっくりと読んでみることおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
人はよいことがあると、 「自分はラッキーだ」とほほ笑みますが、 悪いことがあるとすぐに 「自分だけアンラッキー」と悲しみます。 自分の内側ではなく、 | どうしても外側からもたらされることに左右されがちですよね。 動揺もしますし、不安や心配をしてみたり… 外側からもたらされることに弱い!と、 私自身は、しみ | 2016-08-23 |
信仰というのは宗教と違い、 自分の心でするものであり、1人でできるものです。 どこかの施設に行ったから、 あるいはたくさんのご寄付をしたから、 | 日本人の場合は、諸外国の人々と違い、 宗教というよりむしろ信仰心を大切にしてきたと 塩沼住職は言っていて、その信仰心をこれからも 大切にしてほしいと言って | 2016-08-22 |