■今日の「おすすめ本」■
2017年7月6日
- タイトル
- 子どもの心に届く言葉、届かない言葉
- 著者
- 小山 英樹 (著), 佐々木 喜一 (監修)
- 出版社
- 学習研究社 (2008/06)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
子どもの心に届き、生きる力を引き出すようなコミュニケーション
方法、教育コーチングを38教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「私は自分の中に3つの信念を作った。
それが現在「信念のトライアングル」と呼んでいるものだ。
「人は育とうとする生き物だ」
「人は自分の中に答えを持っている」
「人はそれぞれ」
「信念のトライアングル」を持って接すれば、子どもたちは
固有の意欲と能力を発揮してぐんぐん育つ…
本書の中で、子どもの心に届き、生きる力を引き出すような
コミュニケーションを探求していきたい」
また、教育では「教」が先立ち「育」が足りないとも言っています。
その他、こんなことが書かれています。
○「話す」ことは「放す」こと、「離す」こと
○判断を脇におく
○そこにちゃんといる
○「なぜ?」を「何?」に言い換える
○前向きに質問する
○現状を承認する
○子どもの「心の掃除」を支援する
○部下の「成長したい」を支援する
○教師の「より以上を目指す」を支援する
○ひきこもり親子の「自己との戦い」を支援する
一つ一つの話に事例が書かれており、わかりやすく
「なるほど、そうか…」と納得できる話、気づきが多く
とても勉強になる本です。
子育て中の方、教育に関わっている方、人を育てる立場の方、
コーチングに興味のある方には、とてもおすすめの本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
《心に届く「承認」と届かない「承認」がある》 私たち人間は、賢くなりすぎたのかもしれない。 一生懸命な子どもを見て、「うれしい!」と心が言っているのに、 | 感動したら、素直に思ったことを口に出せればいいのに、 なんて言おうか考えて、まわりくどい言い方になったり、 抑えた言い方をすることはよくあります。 相手に | 2013-12-04 |
私の知人に、アスリートを対象にした メンタルトレーニングをしている人がいる。 彼が集中力をアップするこんなトレーニングを教えてくれた。 テニスボールを床に | 著者の小山さんもテニスボールの3段積み、 チャレンジしてみたそうです。 何時間もかかったそうですができたそうです。 私も今度、やってみようと思います。 | 2012-10-12 |