■今日の「おすすめ本」■
2024年1月6日
- タイトル
- 明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい
- 著者
- 樋野 興夫 (著)
- 出版社
- 幻冬舎 (2015/8/6)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「がん哲学外来」創始者の著者が、自分人生の考え方、生き方を
教えてくれる本。
樋野さんは、こう言っています。
「「命よりも大切なものはない。命が一番大事」とは、考えない
ほうがいい。命が尊いことは確かですが、
「自分の命よりも大切なものがある」と思った方が、私たちは
幸せな人生を送ることができるようです。
「命が何よりも大切」と考えてしまうと、死はネガティブなもの
「命の敵」になり、あるときを境に死におびえて生きることに
なります。
命より大切なものを見つけるために、自分以外のもの、内から
外に関心を向けてください。
あなたに与えられた人生の役割や使命が見えてくるでしょう。
そうして見つけた役割や使命を人生最後の瞬間までまっとう
する。つまり、
明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげるのです」
例えば、こんなことが書かれています。
◎「あれもこれも」より「これしかない」で生きる
◎「何をするか」よりも、「どうあるか」
◎命は自分の所有物ではなく、与えられたもの
◎本当にいいものは取るに足らないものの中にある
◎どんなにお金がなくても言葉は贈れる
◎死ぬのは確実、いつ死ぬかは確率
◎たいていのことはただ放っておけばいい
◎病気になっても病人ではない
◎愛をことさら起こすなかれ
◎「いい」と思うことは人に相談せずにやる
がん患者のさまざまな生き方から、樋野さんが学んだこと、
見えてきたこと、思ったこと、気づいたことが、具体的な
話で書かれています。
わかりやすく読みやすいので、本を読み慣れていない方
にもおすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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生きていれば、必ずつらいことがある。 それが人生。 苦痛の中にいるからこそ、品性はでてくる。 人生に夢や希望を持てないようなら、一度、 がん哲学 | 「生きていれば、必ずつらいことがある。 それが人生。 苦痛の中にいるからこそ、品性はでてくる」 心の中に強く入り込んできた言葉でした。 つらいこ | 2016-07-26 |
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