■今日の「おすすめ本」■
2018年6月27日
- タイトル
- 縁は苦となる苦は縁となる
- 著者
- 塩沼 亮潤 (著)
- 出版社
- 幻冬舎 (2016/4/21)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
満行し、現在は宮城県慈眼寺大阿闍梨である塩沼住職が、執着を
「手放す」ことや縁について教えてくれる本。
塩沼住職は、こんなことを語られています。
「これはどうしても忘れられない」「捨てられない」「この感情は
どうにも手放せない」とこだわってしまうのが私たちの日常
ですが、ある意味、たくさんのものをかかえて生きていると、
人として本当に大切な何かを手に入れることができません。
体験も感情も長い人生から見れば、自分の成長のための過程
です。
いつまでも過去のおとにとらわれていると、人生が思わぬ方向へ
いってしまい、自分を苦しめることになりかねません。
少しずつでも高みを目指すためには、つまらないとらわれを
捨てることです」
例えば、こんなことが書かれています。
第1章 燃え尽きて灰になる線香ではなく、長く香る香木になる
第2章 後ろ姿から学び、答えは自分で出す
第3章 自分がどれほど満たされているかに気づく
第4章 よいことにも悪いことにも執着しない
第5章 学びは毎日の生活のなかにある
なかなか厳しいことも書かれていますが、ああそうか、うん、
そうだと原点を思い出させてくれるような話もたくさん書かれ
いて気が引き締まるような本です。
じっくりと読んでみることおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
人はよいことがあると、 「自分はラッキーだ」とほほ笑みますが、 悪いことがあるとすぐに 「自分だけアンラッキー」と悲しみます。 自分の内側ではなく、 | どうしても外側からもたらされることに左右されがちですよね。 動揺もしますし、不安や心配をしてみたり… 外側からもたらされることに弱い!と、 私自身は、しみ | 2016-08-23 |
信仰というのは宗教と違い、 自分の心でするものであり、1人でできるものです。 どこかの施設に行ったから、 あるいはたくさんのご寄付をしたから、 | 日本人の場合は、諸外国の人々と違い、 宗教というよりむしろ信仰心を大切にしてきたと 塩沼住職は言っていて、その信仰心をこれからも 大切にしてほしいと言って | 2016-08-22 |