■今日の「おすすめ本」■
2018年7月26日
- タイトル
- 1分間コトラー 顧客を虜にする戦略的マーケティング77の原則
- 著者
- 西村 克己
- 出版社
- SBクリエイティブ (2012/8/30)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
本書は、マーケティングの神様=フィリップ・コトラーの
メッセージを77個紹介する語録集。
そのメッセージを通して、通勤時間や待ち時間など、
「スキマ時間の1分間」を活用して、
コトラー流マーケティングをマスターすることができる。
第1章 「顧客優先とサービス」がうまくいく
企業のあらゆる部門が、顧客からの愛顧を獲得することに
全力を傾けなければならない
市場シェアは過去に関する指標であり、顧客満足は将来に
関する指標である 他
第2章 「販売と利益」が最大化する
世界一優秀なマーケティング部門でも、ニーズに合わない製品を
売ることはできない
販売は製品が完成してスタートする。マーケティングは製品が
存在する以前にスタートする。 他
第3章 「成長と製品」がリンクする
成熟しきった市場などというものは存在しないし、コモディティ
なるものも存在しない。
縮小している市場でシェアを伸ばしたのではないだろうか。 他
第4章 「情報と未来」が的確に見えてくる
マーケターは明日のニーズを予見しようとする。今日のニーズ
のみに神経を集中させるようなことはしない。
予見し得る問題を把握できない企業は、現実に問題を抱える
ことになる。 他
第5章 「マネジメントとコスト」の問題解決
まずなすべきことは、計画を外部に売り込むことではなく、
内部に売り込むことである。
社内に閉じこもり、外の世界を知ろうとしないマネジメントは、
企業に危機をもたらす。
第6章 「イノベーションと組織」のノウハウ
旧態依然たる企業がテクノロジーを導入しても、以前より金の
かかる旧態依然たる企業になるだけだ。
イノベーションにはリスクはつきものだが、イノベーションを
行わないことは破滅につながる。 他
第7章 「広告とクチコミ」の効果が倍加する
満足した顧客はよかったことを3人に話すが、不満のある顧客は
11人に不平を漏らす。
顧客に関する情報に頼るのではなく、顧客から得られた情報に
頼る。 他
第8章 「ブランドと企業価値」を確実に築く
バランスシートは真実を伝えていない。
ブランドを広告するのではなく、ブランドを体現せよ。 他
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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大企業には新興企業には望めないものがたくさんある。 資金や人材、ブランド力などだ。だが、 起業家精神が失われては何も生み出せなくなり、 「昔はすごかっ | 大企業では、ベンチャー精神は徐々に失われ、 安定性や現状維持(現状体制)が支持され、イノベーション (新基軸、革新、新しい切り口、などの意味)を 実行しよ | 2018-07-18 |
世の中には新しい理論や新しいシステムが次々と登場し、 取り入れれば問題すべてが解決され、 成長が約束されるかのように喧伝される。 だが、それらは決 | 根っこが古くなり、腐り始めていると、 どんなに新しい栄養剤やすばらしい薬を与えても、 その木は元には戻らないし、 逆にその栄養剤や薬が元でさらに腐ることも | 2018-07-17 |