■今日の「おすすめ本」■
2018年12月5日
- タイトル
- こんな社長が会社をつぶす!
- 著者
- 野口 誠一
- 出版社
- 日本実業出版社 (2002/12)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
体験も加味し、倒産社長の「法則」を見つけ出し、それを法則化。
かなり説得力のある法則ばかりです。
著者は、こう言っています。
「「会社を倒産させる社長」には共通項が多いことがわかって
きた。その共通項を「法則」の形で抽出し、よく知られた格言で
参考となるものを加えている。
中小企業の事例が多いが、大きな企業にも適用できる法則集だと
思う。
「倒産など経験したい人はいないが、学ぶ姿勢のある人は、
他人の失敗からも多くのものを得るはずだ。
経営者のどういう姿勢が会社を倒産に追い込むかを知り、
万が一の時には早めに人に相談し、夜逃げ、自殺、離婚などの
「家庭倒産」を避けることの重要性を、これらから知って
いただけると思う」
例えば、こんな法則が書かれています。
◎己が「井の中の蛙」とは、あとにしてわかる
◎甘い汁、吸ったつもりが、苦い汁
◎凡人は「楽」を求めて、「苦」に至る
◎ワシこそは民主的だと、ワンマン言い
◎一人去り、二人去り、残った社員はカスばかり
◎接待を、仕事と勘違いするジコチュウ社長
◎頭動かずして、尾は働かぬ
◎弱点を突かれて、怒り出すものに 社長の資格無し
現在社長の方はもともり、社長ではない自分にも当てはまることが
多く、生きる姿勢としても学びが多くあります。
読んでみることをおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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