■今日の「おすすめ本」■
2019年6月7日
- タイトル
- 「頑張らない」から上手くいく
- 著者
- 桜井 章一
- 出版社
- 講談社 (2010/11/26)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
多くの方々に麻雀を教えている著者が、多くの体験から得た、
人間力、生きる知恵などを教えてくれる本。
どちらかというと、指導者、親向けの本。
著者は、こう言っています。
「「この子はハイキングコースがちょうどいいな」と子もいれば
「この子は登山靴を履かせて、ちょっと上まで登らせてみよう」
という子もいます。
親や指導者というのは、そういう見極めができないといけません。
ハイキングで満足している子どもに対して、
「お前はもうちょっといけるから登山靴を履いて山に登って
こい」というのは無茶というもので、それが失敗したら
元も子もありませんし、その失敗が思わぬ事故につながることも
考えられます。
最初はハイキングだけで満足していた子どもも、(今できる
ことをクリアしていくと)やがて登山靴を履いて、山に登り
たいと思うようになります。
親や指導者は子どもがそうなるときまで、じっくりと腰を
据えて待てばいいのです。
でも、待つということは我慢でもあります。
焦らず子どもを待つことができるか、我慢できるか、ちゃんと
つきあってやれるか、そういった資質が親や指導者には、
求められているのです」
例えば、こんなことが書かれています。
◎人生は思い通りにいかないから楽しい
◎トラブルをまず上から眺める
◎人間は単細胞であれ
◎「見えない道」を行くと納得感がある
◎「頑張る」だけだと行き詰まる
◎やりたいことがなくたって構わない
◎攻撃性が表れるのが思春期
◎不登校と同じ問題を持つ親たち
◎人は迷惑をかける生き物である
◎親が家事をしっかりすれば、子どもの生活感は身につく
ときに、厳しいことも言っていますが、
「私のいうことを鵜呑みにせずに、それぞれの対応、対処を
してください。人の数だけ個性があり、考え方もあるように
物事それぞれにふさわしい対応、対処というものがあります」
ということで、決して押しつけてはいませんので、気軽に
読んでみることおすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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人が生きていること自体、すでに誰かに迷惑をかけています。 それに気付いていない人が意外に多い。 人は生きている限り、誰かに迷惑をかけるということを 消すこ | 「誰にも迷惑をかけてないんだから、いいじゃないか」 などとと言い放って、路上にたむろしていたり、 勝手にゴミを集めて、ためていたり、 電車の中で、お化粧道 | 2013-07-12 |
人が生きていく上で必要なのは知識ではなく、知恵です。 そういうことをいうと、 「では、どうやれば知恵を手にすることができるのですか?」 と多くの人が聞いて | ある本で、こんな話しを読んだことがあります。 同じ学校を出た学生が社会に出ました。 1人は、知識を詰め込んで自信満々に社会に出ていきました。 もう1人は、 | 2013-07-11 |