■今日の「おすすめ本」■
2019年5月9日
- タイトル
- 「やさしい」って、どういうこと?
- 著者
- アルボムッレ スマナサーラ
- 出版社
- 宝島社 (2007/09)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
学び、その後日本で仏教の教えを説いている著者が、本当の
やさしさとはどんなことかを教えてくれる本。
著者は、やさしさについてこう語っています。
「私たちには「生命からの心地よい刺激」やさしさが必要なの
です。ご飯を食べるのでも、BGMを流して誰かと話をしな
がら一緒に食べたいのです。
私たちが美しい人、格好のよい人、声のよい人、料理が上手な
人、身のまわりの世話をしてくれる人にひかれるのも、彼らが
期待通りの刺激を与えてくれるからです。
やさしさは、私たちの命を支えるために必要な刺激なのです。
「自分に心地よい刺激を与えてくれる人」は、とてもやさしい。
そういう人は、自分が生きていくのに欠かせない、とてもあり
がたい人です。
わかりやすくいえば、「やさしさ」という刺激は、私たちの
「命」なのです。
だから私たちは誰かと仲良くして、しゃべったり、しゃべった
ことを考えたりして関係ができあがるのです」
例えば、こんなことが書かれています。
○やさしさについて誰も知らない
○やさしくない世界
○本当のやさしさ
○エゴの治療法
○一切生命の幸福のために
仏教の教えをわかりやすく読み解いて暮れる本で、とても
読みやすい本ですので、本を読み慣れていない方にも
おすすめの一冊です。
読むと何か心が落ち着く感じがします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
「まわりの生命も、幸福になりたいと願っている」 「まわりの生命も、悩み苦しみは嫌ですと願っている」 「まわりの生命も、努力は実ってほしいと願っている」 「 | アルボムッレ スマナサーラさんは、仏教哲学者でその教えを 実践している方ですが、まわりの生命、一切の生命について、 こう教えてくれます。 「まわりの生命、 | 2015-11-10 |
小さな子供が「お母さん」と呼びかける。 それは、お母さんから何か刺激をもらいたいからです。 それでお母さんは子供に向けて、 「1人でおトイレに行けたの?え | そうだなぁ…こんな自然のやりとりの中にこそ、 「やさしさ」があるのかもしれないなぁ…と思いました。 そして、こんな「やさしさ」を、 すっかり忘れてしまって | 2015-11-09 |