■今日の「おすすめ本」■
2006年3月5日
- タイトル
- 幸福コンプレックス
- 著者
- 中嶋 真澄
- 出版社
- 大和書房
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
ついつい、比べたくなる「幸せ」
でも、本当の「幸せ」って何でしょう?
「他人とくらべての幸福など何の価値もないとわたしは思う。
自分が持っているものを他人の持っているものと比較して、
そのわずかな差で満足を得ることにいったい何の意味が
あるというのか」
と著者は言い、
他人の幸福と比べてしか、自分の幸福を実感できない現代人は、
本当に幸せなのか?と問うてる本です。
「もっと、自分自身を豊かにしようよ」
と、語りかけてくれます。
決して堅い本ではなく、読みやすいと思います。
この本には、幸福についての見方、考え方がいくつも示されていて、
かなり示唆深い本だと思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
もし、あなたがなかなか自分自身の道が開けてこないと いうことで悩んでいるなら、まだ当分というか、 これからもずっと、あきらめないでほしい。 あなたにとって | 自分には自分の「時」が、きっとある、 それは、きっとくる、そう信じることは、 生きていく上で力となり、 自分を元気付けてくれると思う。 その「時」が | 2007-07-05 |
ひとは何かを求めていまいる場所を離れる。 いまいるところを離れて そこに行けば何かになれるという場所を求めて。 ところが、漫然とそこへ行きさえすれば何 | 今と違う場所、職場や学校や家庭…などに行けば、 きっと自分が生まれ変われる、自分が生かされる、 違う自分になれる、もっといい生活ができる、 何者かになれる | 2007-02-23 |
平穏無事な日常のなかでは、 わたしたちは見えているのに、見えていない、 聞こえてくるのに聞こえていないということが たくさんある。 何か困難な問題が | 少し次元が違う話になってしまうが… 今回の連休の山菜採りで山を歩いて、 いくつか考えさせられることがあった。 まず、山の荒れ方である。 山の奥に、車 | 2005-05-05 |
他人とくらべて自分は幸福だと満足しているようなひとほど、 傲慢な人間はいないとわたしは思う。 そこには他人を低めることによって、 自分が高い位置に立とうと | 著者は、 「他人とくらべることによって自分を幸福だと信じ込もうとする、 このような発想が現代人の幸福感を支えている。 そこには、不幸であることは負い目 | 2004-05-21 |
幸福と幸運とを取り違えてはならない。このふたつはまったく別のことなのだ。(略)ひとは幸運によって幸福になるものでもなければ、また、不運によって不幸になるわけでも | そうか、幸運が降ってきたからと言って、幸福になるとは限らないのか。しかし、とりあえず、幸運は来てほしいな。宝くじが当たったり、いい仕事を受注したりしたい。そうし | 2004-05-20 |