■今日の「おすすめ本」■
2006年11月24日
- タイトル
- ぶざまな人生
- 著者
- 勢古 浩爾
- 出版社
- 洋泉社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「ぶざまこそ人生の醍醐味と見つけたり!」と言い切っています。
また、この本は
「立派で高尚な人生論」ではなく、
全然つぶしの利かないふつうの中年男が書く人生論で、
いわば、「中小零細企業」向けの人生論であるだそうです。(笑)
「もうめんどうくさいことは金輪際いやである。
なにが波瀾万丈か。なにが疾風怒濤か。
有名になることなどわずらわしいこと以外の何物でもない。
余計なモノは邪魔である。静かに暮らしたいだけである。
歳である。世の中のことは政治家が考えてくれ。
そういう議論の好きな学者や評論家が考えてくれ。
使命感か商売か知らないが、その道の専門家や学者や官僚たちが
考えてくれ。 55年間生きてきて、いったい世の中は変わった
か。よくなったか。たしかに変わったのである。
変わったが、ほどんどわたしにとってはどうでもいい変わり方で
あった。』続く…
決して堅くなく、楽しく、笑って読める人生読本?です。多くの本
や、媒体からの引用も豊富で、読んでいてあきません。
「ぶざまな人生」…このタイトルに何か引かれるものを感じる方に
は、おすすめです。私は相当引かれました(笑)
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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努力した人生の「なるようになる」と、 いい加減な人生の「なるようになる」は、 多くの場合、 その「なり方」にちがいがでるのである。 「なるようにしか | 「どうせ人生なんてどうにもならない」 と、思って生きる生き方と、 「人生は自分の力でどうにでもなる」 と、思って生きる人の違いは大きいと思う。 もち | 2005-05-19 |
そもそも「かっこいい人生」とはどういう人生か。 世間で言われるのは、ただ傍から見ると 「かっこよさそうに見える人生」ということではないか。 しかもその | 本当に「かっこいい人生」なんてあるのだろうか。 (きっとどこかにはあるんだろうな…) 私は著者と同じように、人生はぶざまなんだと思う。 少なくても、私 | 2005-02-27 |