■今日の「おすすめ本」■
2021年6月12日
- タイトル
- 小さな習慣
- 著者
- スティーヴン・ガイズ
- 出版社
- ダイヤモンド社 (2017/4/27)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
【小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて
必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動。
この方法を使えば、すべてのことは、習慣化し、
目標を達成でき、夢を叶え、
人生を変えることができる。
何しろ「小さ過ぎて失敗しようがない」のですから】
とってもかわいい装丁の『小さな習慣』ですが、
中身は実にしっかりとした内容の骨太な自己啓発本です。
科学的に実証されたデータを引用し、脳の仕組みから
なぜ人は「はじめたことを続けられないのか」を
説明し、「小さな習慣」こそが「大きな変化」を
もたらすことを説く、潜在意識の法則の
本質を解明する本です。
なぜ、「小さな習慣」がすぐれているかというと
「脳には新しい変化を嫌い、同じ行動の繰り返しを好む」、と
いう傾向があります。私たちの毎日の行動のほとんどは
「習慣化」=「何も考えずにやっている」ことで、脳は
「習慣化された行動」が大好きなのです。
習慣化されていない行動をするときには、モチベーションや
意志の力が必要となるのですが、これが「何かをするとき」に
大きな障害になります。モチベーションは感情に左右されるし、
意志の力には決断などさまざまな要素が必要になり、
それはとても不安定なものだからです。
それに対し「小さな行動」はモチベーションも意志の力も
必要としないし、とても簡単な「目標」なので失敗することなく、
「成功」体験を感じることができ、その「小さな行動による
成功の繰り返し」が自己肯定感を生み、それが自信となり、
繰り返し行うことで習慣となっていきます。習慣化された
行動が大好きな脳はこうしてやっと「新しい変化」を
受け入れます。
「脳は変化を嫌う」ということは潜在意識の法則本では
よく見るフレーズですが、なぜ嫌うのか?についてとっても
わかりやすく解説した1冊です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
脳の大部分は間抜けです。 誰であるかにかかわらず、人間の脳の一部は間抜けなので、 たばこを吸っているときに肺がんリスクについて考えることも 運動する前 | ごく単純化した言い方をすると、脳は、 行動に関する決定をする部分と、自動化された行動のための パターン認識をおこなう2つの部分からなっているそうです。 | 2019-06-27 |
何かがうまくいかないとき、 私たちはすぐに自分を責めてしまいますが、 やり方が間違っていたと考えることはめったにありません。 そのため同じことを何 | 何度も失敗しているなら、あるいは、うまくいかないなら、 自分のやり方を変えてみる必要がある、ということですよね。 しかし、自分のいつもやり方は、 しっ | 2019-06-26 |