■今日の「おすすめ本」■
2007年7月17日
- タイトル
- 脳はなにかと言い訳する
- 著者
- 池谷 裕二
- 出版社
- 祥伝社 (2006/09)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
の可能性などをわかりやすく教えくれる本。
著者は脳の働きについてこう言っています。
「脳には不思議なことがたくさんあります。ただ、ハッキリしてい
ることは、「意識できること」よりも「無意識のまま脳が実行し
ていること」のほうがはるかに多いということです。
日常生活に思いを巡らすとき、もちろん意識にのぼることしか意
識できませんから、意識で感知しえたことのみが、あたかも「自
分のすべて」であると勘違いしがちです。でも本当は、無意識の
大海原にこそ、脳の真の活動が潜んでいます」
ということで、私たちがなかなか気づかない「無意識」の世界を通
して、知られざる脳の世界を教えてくれます。
例えばこんなことが書かれています。
脳はなにかとこんなことをするんだそうです。
◎記憶する…「海馬」はどれほど凄いか
◎やる気になる…モチベーションってどうやって高めるの?
◎理性を失う…アルコールでストレスは解消できるか
◎ド忘れする…それは「歳」のせいではなかった!
◎言い訳する…脳に言い訳させる“変化盲”って何?
◎熱中する…脳の出来、不出来を決定づけるものとは
◎期待する…当たらないのに「宝くじ」を買ってしまう理由
◎ダジャレを言う…なぜ人間だけが笑うのか
◎ボケていく…DHA摂取でアルツハイマー病を防ぐ
◎不安がる…“不確実さ”が、脳の栄養源
◎満足出来ない…脳と“肥満”の密接な関係
研究や調査データが豊富で、へぇ、そうなのとか、なるほど、そう
言うことなのか、という発見や気づきがある本です。脳について興
味ある方にはおすすめの本です。楽しめます。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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何も悩まないことから生まれた単純な明るさと、 悩んだ末に生まれる前向きの明るさは、明らかに違います。 悩まない人たちは、記憶力も低下します。(略) | この本は、最新の脳の研究や、データ、調査から、 脳のさまざまな働きや、すごさをわかりやすく、 面白く教えてくれる本だが、この本の中で、 脳からみた、「悩み | 2007-01-25 |