■今日の「おすすめ本」■
2007年7月7日
- タイトル
- 愛をこめて生きる
- 著者
- 渡辺和子
- 出版社
- PHP研究所 (1989/07)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「愛」の本。ただし、書かれたのは、1989年。
著者はこう言います。
「人間が生きてゆく上で、一番大切なものは何だろう。
それは、自分はありのままで生きていてもいいという
「生の肯定」ではなかろうか。
誰一人として、自ら選んでこの世に生まれてこながったが
故に生きる自信を失いがちな私たち一人ひとりに
「あなたは、ごたいせつなのですよ」と語りかける
愛が今求められている。
条件つきでのみ愛されることが多ければ多いほど、
この愛が求められるのだ」
「愛」について、聖書の教え、自分の体験など、
様々な角度から教えてくれます。
少し、宗教色が出ているのでは、気になる方には
おすすめしませんが、とてもいい話がいっぱいに
つまっています。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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神の優しさは、 必ずしも人間が期待するような 形で与えられない。 神の優しさは、 試練を与えないことによって 示されるのでなく、 試練に耐え | なるほど、そうなのか… 試練は、どこにでもあるし、 優しさは期待する形で与えられないけど、 これが神さまからの優しさで、 耐える力をつけてくれるのかもし | 2020-04-22 |
夫婦、恋人、親子、親友であろうとも、 他人であることに変わりはない。 そして他人である限り、どれほど相性がいいようでも、 自分と違うということ、違って | 夫婦、恋人、親子、親友とうまく「距離」を保つこと、 相手の違いを認め、尊重すること、それを受け止めていくことは、 とてもむずかしいなぁと思います。 近しけ | 2016-10-04 |
もしかすると 「好かれよう」などと思わないで生きる ことが、 一番たいせつなのかもしれない。 嫌われようと思って生きる必要はさらさらないが、 さ | 渡辺さんは、 「蓼食う虫も好き好き、割れ鍋に綴じ蓋、 捨てる神あれば拾う神あり、で人はさまざまであり、 それでこそ世の中は成り立っている」 | 2016-06-30 |
若い人の特権のように考えられている「愛」も、 実は、年老いた人にこそより重要なものであって、 老いた人こそ、愛するものを持ち、 愛されて生きることが必要な | 歳をとっていく…その現実の自分をみつめること、 さらに、さまざまな老いの現実をみつめていく… これは、生きる自信を失いがちになるほど辛いことのように思う。 | 2009-09-10 |
人間の一生の間に、大きな幸せと呼べるものは、 数える程しかないものだ。 結婚式当日の2人の幸せは輝くばかりのものだろうが、 その後に続く日々は決してその連 | いつかの先の大きな幸せをどかんと受け取り、 そのときに、幸せいっぱいを感じるより、 小さな幸せを、日々毎日あたたかく感じられることの方が、 こころ豊かで幸 | 2009-09-03 |
毎日生活をしてゆく上で、 「どうして私だけ、こんな損をしていないと いけないのか」と思うことがある。(略) 物事は反対から考えてみると 納得できる | 確かに「損」をしていると思うことはある。 どうして自分だけ…と思うこともある。 いったん、こう思うと、とても「損」を しているような気になるから不思議 | 2005-08-04 |