ことば探し
★ラッキーラッキー大ラッキー★

■今日の「おすすめ本」■

2007年8月9日

 
タイトル
ウサギ人間とカメ人間
著者
川村 則行
出版社
PHPエディターズグループ (2002/09)
おすすめ度
★★★★☆ ※おすすめ度について
国立精神・神経センター心身症研究室長(出版時)で、脳による
免疫制御機能、ストレスなどを研究している著者が、日々の研究や
臨床事例から、自分らしく生きて行くには、自分にあった自分なり
の成功を見つけていくことが大切だと、その見つけ方、生き方など
ヒントを教えてくれる本。

この本では、そのヒントの1つに、他人と比べないということを
言っています。
「重要なのは、「自分の中で比較する」ことだ。
 他人との比較ではなく、自分の過去と比較する。自分の中のいろ
 いろな価値が以前に比べて伸びたかどうかを測ればいい。
 例えば、地位を比較する場合、他人と比べるのではなく、自分の
 過去と比べる。3年前は係長だったけど、その間、努力して仕事
 に精を出し、今は課長になった。成長したな、と考える。(略)
 前より数学ができるようになったな、前より集中力が出てきた、
 勉強時間をも長くなった、前より毎日が楽しいな、少しずつ少し
 ずつ医者になる夢に近づいているな、と過去の自分と比較する…」


つまり、他人とは、人間として持っているもともとの資質や環境が
違うので、それを無理やりに比較して、落ち込んだり、自分の不幸
を嘆いたり、憤慨したりするより、過去の自分と比較した方が、
今の自分の成長がわかるということです。

また、この本には、ウサギ人間とカメ人間の話が書いてあります。
ウサギ人間はがんばり屋だけれど、目先の評価や小さな成功に心を
奪われ、浮き足だって、しばしば我を忘れる人、
対する、カメ人間は努力家で、遠くにある理想を見据えつつ、
目の前の1つ1つのことを大切にする人、なのではないかと
言っています。


なかなか示唆深い話が多く、考えさせられながらも、楽しめる本だ
と思います。じっくりと読んでみることをおすすめします。
この本からのことば 感想 掲載日
あるとき、彼は英語の論文の訳をお願いされた。 そう難しいものではない。そう長くもない。 1時間もあれば訳し終えるだろうものだったらしい。 朝の9時ころ この本に出てくる、彼、正信さん(仮名)は、 35歳頃に、考えるところがあり、国立の医学部を受験し、 合格し、その後47歳でクリニックを開業し、現在でも、 2008-02-05
自分がいま苦しむのは良いこと、 家族がいま苦しむのは良いこと、 会社がいま苦境に立たされているのは良いこと、 日本がいま不況に喘いでいるのは良いこと… こんなふうに、起こったことすべてを 「良いこと」とは、なかなか思えないし、 最善を尽くす、などこれまたなかなかできないが、 しかし、こう思った方が、こうし 2007-08-10
私は、考え方や感じ方は「使うもの」だと思っている。 どういうことかと言うと、例えば先に私は 「多くの不安は無駄である」と書いた。この本を読んで、 なる この本では、さらにこう言っている。 「一度、試しに使ってみる。そしてもし、  その考え方を使ってみることによって不安が払拭され、  物事が好転したら、 2007-06-09

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!

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