■今日の「おすすめ本」■

2007年8月6日

　

タイトル

「くよくよするな」といわれても…くよくよしてしまう人のために

著者

北西 憲二

出版社

法研

おすすめ度

※おすすめ度について

森田療法研究所所長であり、家族カウンセリングを実践している著者が、
自分と付き合う方法をいろいろな角度から教えてくれます。

著者は、こう言ってます。
「落ち込んで、自分がいやでいやでたまらなくなりそうなあなた。
　「くよくよするな」といわれてもくよくよしてしまうあなた。
　もう一度自分自身を好きになる、自分自身を受け入れられるための
　手がかりは過去にはありません。
　あなたの未来は、「今、ここで生きる」ことから始まるのです」

例えば、こんなことが書いてあります。
１．あなたは自分が好きですか
　　･ねじれた理想の逆襲
　　･心をコントロールすることの不自然さ
２．あなたは過去にこだわっていませんか
　　･過去を分析することには、ほとんど意味がない
　　･アダルト･チルドレンの危険な誘惑
３．悪循環にはまっていませんか
　　･不安を感じないようにさせるのは逆効果
　　･弱い自分を見せるのが恥ずかしい
４．あなたの家族、友人は元気ですか
　　･不安とともにある孤独
　　･閉じられた関係の危うさ
５．今、ここで生きる大切さ
　　･原因を見つけても問題解決にはならない
　　･過去のことを言い訳にするな

少し専門的なところもありますが、事例などはとても身近なものが
多く、難しい本ではありません。
自分の気持ちと向き合うために、いい本だと思います。