■今日の「おすすめ本」■
2021年10月13日
- タイトル
- 孤独であるためのレッスン
- 著者
- 諸富 祥彦
- 出版社
- 日本放送出版協会
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
時代を自分らしく生きるための力となる「孤独」について教えて
くれます。
著者はこう言っています。
「孤独は、決して、避けるべき否定的なものなどではない。
孤独は、現代をタフにしなやかに、かつクリエィティブに生きて
いくために不可欠の、“積極な能力”である。これからの困難な
時代を、幸福に生きるために、現代人がトレーニングしてでも身
につける新たな“能力”である。(略)
それは、「いざとなれば、ひとりになってもかまわない」と思える、
勇気と覚悟。「こんな面倒臭い人間関係に気を使って、エネルギー
を消耗してしまうくらいなら誰からも理解されなくてもいい。
わかってもらえなくてもかまわない。もしその結果、人から嫌われ、
見放され、孤立して、ひとりになってしまったってかまわない。
“自分を”見失うよりは、ずっといい」
そう思える、ほんのちょっとの、覚悟と勇気なのです。
それさえあれば、確実に、人生で大切な何かが変わり始めます。」
この本の中に「孤独の中の4つの出会い」が書かれてます。
孤独の中にも、いや、孤独だからこそ出会えることがあると言います。
それは、表面的なものでなくて、もっと深くて根元的なものです。
1.自分との出会い
2.他者との出会い
3.普遍的なものとの出会い
4.“人間を越えた何か”との出会い
特に、孤独な人が、その孤独をまっとうして生きていくためには、
心のうちで人間を越えた“何ものか”と対話していくというような
ことが大切だと言うことです。私もそう思います。
ということで、かなり大人の本です。私は好きな部類の本です。
一人や孤独に、疑問を持っている方、怖れをいただいている方、孤独の
大切さを感じはじめている方、今、孤独だと思われる方におすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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「わかり合えない人とは、わかり合えないままでいい」 と認める勇気を持て。 余分な人間関係、無理な人間関係やつきあいを 「捨てる」勇気を持つことこそ | どんなに、こちらが誠意をつくしても、 相手のことを思いやっても、 わかってくれない人は、わかってくれない。 また、どんなに理解しようと試みても、 決して | 2007-01-07 |
自分にとって何がほんとうに大切かが よくわかっている人は、逆に言うと、 何があまり大切でないかもわかっている人です。 必要ならば余分なものを捨てて | 自分にとって何かほんとうに大切か、 ときどき考えることがある。 大切なものは、確かにある。 しかし、 その大切なもののために、 あまり大切でないも | 2006-07-27 |