■今日の「おすすめ本」■
2009年3月21日
- タイトル
- なかなか決められない!
- 著者
- 斉藤 勇
- 出版社
- 大和書房 (2003/05)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
つい後回しにしてドツボにはまる“グズ”の裏心理を分析」し、
グズを直す具体的な方法などを伝授してくれる本です。
著者は、こう言っています。
「グズの人は自分がグズであることに悩んだり、引け目を感じたり
するが、その原因が何であるか、あまり考えない。たぶん、グズ
は生まれながらの弱点と思っているようである。
しかし、それは違う。
グズはつくられているいるのである。特に職場や人間関係など
まわりの環境によってつくられているのである。あるいは、
その人間関係から自分でグズの原因をつくっているのである。
その原因は、気づこうとすれば気づくことができる無意識の
レベルにある。意識の裏側に潜んでいるこの裏の心理に注意深く
目を向ければ、グズの原因が見えてくる。原因がわかれば解決策
も見えてくる。
それに気づき、それを直せば、かなり容易に早めに克服可能なの
である」
例えば、こんなことが書かれています。
1.決められない、終わらない、始められない
こんな人が「グズ人間」である
・目の前の問題からいつも目をそむける人
・崖っぷちに立たされないと動かない人
・考えすぎて混乱する人
・義務よりも欲望ばかりを優先する人
2.グズには6つのタイプがある
・抱えこみ型グズ人間
・スリル型グズ人間
・キカン坊型グズ人間
・おくびょう型グズ人間
・お気楽型グズ人間
・生まじめ型グズ人間
3.「先のばし」は結局、損をする(6つのタイプ別)
近い未来、あなたにはどんなトラブルが待っているか
4.「決められない!」にサヨナラする方法
それぞれのタイプに合わせた克服法がある!
5.人生は、いくらでも変えられる
「事例」が身近でわかりやすく、読みやすいと思います。ただ、
なるほど、こんな心理もあるのね、とわかる反面、そうかな?
と、疑問もわいてくる箇所も結構あります。自分にてらし合わせて
読んでみると、グズに対する認識が深まり、対処方法が見つかる
かもしれません。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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『成功確率50%』というのは、 達成動機の高い人にとってはやる気を引き起こす、 またとない条件になり、達成動機の低い人にとっては、 不安が最大限にふくらん | 過大評価しすぎるタイプは、結果が、 惨たんたるものであっても、それは織り込み済みで、 「目標が高かったんだから、仕方ないさ」 と、あまり落ち込むこともない | 2008-12-08 |
“グズ人間”は、成功の原因を外的要因の、 「課題の困難度」と「運」だと考える傾向がある。 「成功したからといっても、それはたまたま課題が 簡単だったから | ちなみに、やる気が起きる原因を順にならべると、 以下のようになるそうだ。 ○1番やる気が起きる… 原因を「努力」に求める人(内的要因・変動的) ○ | 2008-11-10 |