■今日の「おすすめ本」■
2009年7月17日
- タイトル
- カリスマ受験講師の「考える力」をつける本
- 著者
- 出口 汪
- 出版社
- 三笠書房 (2000/12)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
独自の理論(教材)などを開発し、予備校講師としても、活躍して
いる著者が、効果をあげる勉強法、記憶術、問題を解く力アップを
していくためのヒントを教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「私は受験生に限らず、勉強の仕方が間違っていたために、本来
手に入れられるはずの豊穣な収穫を得られないでいる人がいかに
多いか知った。(略)
勉強が楽しくなるためには、正しい勉強を方法を知らなければ
ならない。有効な頭の使い方を覚えなければならない」
ということで、正しい勉強法、有効な頭の使い方をするには、高度
な専門知識が必要なのではなく、世界全体を見渡し、自分の置かれ
ている位置を知るという「俯瞰的視点」だということです。
例えば、こんなヒントが書かれています。
1.100%維持の「記憶力」
(このやり方が決定的な差となる!)
・一度忘れたら一生忘れない「記憶術」
・絶対に挫折しない!「暗記の勉強法」
2.「論理力」の身に付け方
(誰でも天才になる可能性はある)
・今までの「勉強法」に決定的にかけているもの
・「論理の法則」
3.「読解力」を深める技
(もっと早く理解できる!)
・「常識」を捨てると、違った世界が見えてくる!
・頭がよくなる近道は、「現代文」の勉強にある!
4.賢い頭をつくる「想像力」と「創造力」
(新鮮な「頭脳」に生まれ変わる)
・いつまでも足踏みする受験生は、何が足りないか?
・「頭の武装術」…今必要な「考える力」とは
5.実践「考える力」をつける方法
(あらゆる分野に応用できる「能力」をつける)
・あなたの頭脳を活性化する「12の習慣」
・勉強したことを確実に身につける!
6.【決定版】最強の勉強ノウハウ
・難関大学の入試問題も、簡単に解けるようになる!
・物事を理解するための「3つのステップ」
「そうかそうだったのか、もっと早くこのやり方を知っていれば」
と思いました。受験勉強だけでなく、仕事や日常の中でも役立つ方
ヒントがいっぱい書かれています。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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たとえば、お互いに意見が対立し、どちらも譲らなかったとする。 それぞれが自分の視点、価値観でものをとらえている限り、 どちらも自分が正しく、相手に非があるの | この 「対立を高い地点に押し上げて、統一を図ること」 は、立派な「弁証法」なのだそうだ。 例えば、対立はあるが、 それぞれが欠点を補い合い、長所を生 | 2009-08-26 |
同じことを2回繰り返すのは、効率が悪い。 ものを2倍覚えた方が賢明だと、多くの人は思い違いをする。 しかし、それは錯覚である。(※本書にはグラフあり) | つまり、新しい知識、新しい単語を次々と覚えようとするより、 こつこつと同じ知識、単語を4回~5回繰り返し覚えれば、 記憶が定着し、忘れなくなるということだっ | 2009-07-15 |