■今日の「おすすめ本」■
2009年10月14日
- タイトル
- ゴードン博士の人間関係をよくする本
- 著者
- トマス ゴードン
- 出版社
- 大和書房
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
臨床心理学者の著者が教えてくれる、人間関係をよくするための本。
すべての人間関係をどうしたらよくできるか、うまくいかない人間
関係を修復するには何ができるか、またそのための、「聞き方」
「話し方」などを教えてくれます。
ただし、こうしたらいいというような安易なノウハウが書かれて
いるわけでなくて、役立つツールとして、その解決方法にいたる
過程などが中心。そのツールを使いこなせるかどうかは、こちらの
決心しだいということです。
著者はこう言っています。
「もしも人生をよりよいものにしたいと願うのであれば、もっと
健康でもっと幸福になりたいと本当に願うのであれば、何よりも
まず人間関係の質を高めなければならない。
そして、そうする責任がある、ということなのです。」
例えばこんなことが書かれています。
◎戦うか、逃げるか、従うか…権力への3つの対処法
◎結婚における2種類の暴力
◎親子の対立は悪いことか
◎親子関係改善のためのプログラム
◎人間関係をつくる聞き方、こわす聞き方
◎12種類の「うまくいかないフィードバック」
◎聞き方の5つのツール
◎問題を解決する話し方、悪化させる話し方
◎「あなたメッセージ」から「わたしメッセージ」へ
◎対立を解決するための6つのステップ
確かに、いろいろなツールを提示してくれていますが、実際に、
やるとなったら、努力と訓練は必要だなと思いました。
でも、一つでも身につけられたらかなりの効果があると思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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対立は争いではない。 「自分がどれほど相手を大切にし、思いやりを持ち、 支援もして、お互いの関係がどれほど絶対的に 素晴らしいものであっても、対立は起 | 日本の多くの人は、「対立」に対して、 あまり免疫がなく、他の国の人と比べると、 慣れていなくて、対立を避ける傾向があると 言われるが、確かに、できれば、 | 2008-02-04 |
「ほかの人の問題を代わりに解決しないこと」 ほかの人の問題を、私なりあなたなりが 解決しようとすると、 事態を悪化させることになりがちです。 た | 例えば、支援とは、靴ひもを 結んであげることではなくて、 靴ひもの結び方を教えてあげることである。 仕事で問題を起こしたときに、 代わりに解決してあ | 2006-04-01 |