■今日の「おすすめ本」■
2022年5月4日
- タイトル
- 人の気持ちが読める人 読めない人
- 著者
- 山形 琢也
- 出版社
- 三笠書房 (1998/01)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
方、気配りの仕方、生きた頭の使い方などを教えてくる本で、それ
らを身につけてビジネスに活かそうと言っています。どちらかとい
うと営業の方々におすすめ。
例えば、こんな事例が載っています。
いつも陽の当たらない事業部門を瞬く間に立て直していくIさんの
話です。
このIさんは、日の当たらない部門にいる部下にまずは、こう言う
といいます。
「これまで以上に悪くなりようがないんだから、やりたいことを思
いきりやってみようじゃないか。気楽にな」
そして、部下がいい仕事をすると、こうほめるそうだ。
「さすがは○○君、いい仕事をするね。さすが、さすが」
さらに、企画書などを持ってくるとすぐにその場で読みはじめ、合
格点に達しないと、
「○○君らしくないなぁ。らしくない。どこか体調でも悪いのか」
と戻し、部下のプライドを傷つけることはしないそうである。
その他、仕事も段階を踏んで、あるレベルの仕事をこなすようにな
ると、次のレベルの仕事を与え、その時には、こう言うそうだ。
「今の君なら、このぐらいは十分こなせるはずだから」
Iさんは、こんな部下のプライドを尊重した「気のきいた言葉」
「気配り」をし、そして生きた頭の使い方をして、事業を建て直し
をしていくというのです。
こんな実際の話がいっぱいに書かれています。
正直、ここまで気を配ることが必要なのか…と思うところもありま
すが、組織に入り、あるいは営業をしていくためには、このくらい
の心構えは必要なのかもとも思います。
また「ビジネスライフだからこそ、人間味を忘れてはなら
ない」と何度も言っています。
これから、営業力をつけたい、もっとビジネスで成功したいと思う
野心あふれる方におすすめの本です。
個人的には、ビジネスマンの奥さまにぜひ一度読んでいただきたい
と思う本です。きっとご主人の仕事の一端がわかると思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
君たちはそのうちに30歳になるが、 ある日突然に30歳になるわけではない。 これから1日1日の積み重ねによって30歳という 通過点がくるんだ。 | この話は、若い人に向けて著者が話した言葉であるが、 今の自分にも当てはまる。 今の自分は… 過去からの積み重ねで出来ているということだ。 いきなり、 | 2006-11-13 |