■今日の「おすすめ本」■
2011年6月13日
- タイトル
- 友だち100人できません
- 著者
- 諸富 祥彦
- 出版社
- アスペクト (2007/4/25)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
らしい、無理しない、流されない、焦らない、「ゆんらり」の生き
方、考え方を教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「私たちが、ついクヨクヨ悩んでしまったり、生きるのがつらいと
思ってしまう、その原因は、どこにあるのでしょうか。
ある心理療法ではこう考えます。
それは、私たちが「…しなくてはいけない」「男なら(女なら) ○○するのがふつうだ」「35歳になれば、△△していなくては
一人前とは言えない」といった一般通念にとらわれて縛られて
しまっているからだ、と。
逆に言えば、こうした一般通念を疑う力を身につければ、私たち
は、悩む必要のない悩みにとらわれることがなくなるはずなので
す。(略)
週に一度、いえ一ヶ月に一度でも「自分を悩ませている通念を
疑ってみる習慣」を持つことができれば、生きることがもっと
もっとラクに、楽しくなることでしょう」
例えば、こんなことが書かれています。
1.死なないための人間関係
・友だちは「つかず離れず」でつきあいたい
・焦らず、ゆっくり、人間関係をつくる
2.“ひとりぼっち”もすばらしい
・孤立を恐れすぎている
・ひとりでいるのは悪いことではない
3.病気のススメ
・「余命5年」を生きてみる
・病気の言い分に従う考え方もある
4.前向きに生きない
・ポジティブ・シンキングは不自然
・心に引っかかるものを見つける
5.恋なんて、いらない
・恋愛は誰にでもできるものではない
・恋愛をしてなくても、変わり者ではない
6.“家族愛”を疑え!
・夫婦でうまくいっているのは2割
・「永遠の愛」は存在しない
7.ビバ!依存症
・日本は、人生が楽しくない国
・「これがあれば何もいらない」があればいい
ポジティブに生きるのは、疲れるし、ときどき愚痴もいいたい、
弱音もはきたい、そんな自然な感情にそった生き方でいいと、
この本では教えてくれます。
もちろん、友だちなんて100人もいらないと。
四角張った生き方、こうあらねばいけないと思う生き方、疲れる
生き方してるなぁと思う方など、一読をおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
「ちょっと不健康」という状態、 実は、みんな好きなんです。 「どこか少し具合が悪い」くらいが、 ちょうどいい心地という感じ、わかりませんか?(略) | 自分の体調で「どこか少し具合が悪い」なんてことを、 話しつつ、現状報告したり、心配を打ち明けたり、 相手の話を聞いたりすること、ってありませんか? 例 | 2016-05-09 |
友だちは「つかれ離れず」でつきあいたい。 基本的に「友だちは去っていくもの」ですが、 死なないための人間関係は、できればずっとキープしていたい。 | もう1つのコツは、以下だそうです。(「」内) 「「どんな話になっても相手を批判しない」というのも、 大切なポイントです。 とくに大人になると、誰か | 2016-04-28 |
人生順調で、一見悩みがないように見える人だって、 後ろ向きになることはあります。 というより、明るく前向きな姿勢をキープし続けるのは、 普通の神経を持った | いつも、明るく、ポジティブで、前向きな自分ではいられない… オフの時間があり、ボッーとする自分がいて、 何もできない自分がいて、泣きたくなる自分がいて、 | 2009-07-24 |
いらない関係は断ちましょう。 それこそ“腐れ縁”で、いまさらその思いを 断ち切れないという人もいるかもしれません。 でも、私はこう思うのです。 人生のス | 今まで、電話でよく話したりして仲良くしていた友人と、 ある時、ふと、何かこうちょっとした違和感を感じたり、 タイミングのズレを感じたり、話すことがない、 | 2009-07-20 |