■今日の「おすすめ本」■
2011年5月25日
- タイトル
- 相手の気持ちをちょっと読めば仕事は不思議とうまくいく
- 著者
- 金児 昭
- 出版社
- あさ出版 (2004/07)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
評論家として活躍している著者が、自らの会社員生活を通して経験
してきた「仕事を進めていくうえで大事なちょっとしたこと」を、
59教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「人間は誰でも、ほとんどすべて自分のこと、自分のため、を
考えて行動している。そのとき、ほんのちょっとだけ相手の
気持ちを慮って(おもんぱかって)行動するかどうかで、
物事の進み方や深みが違ってくる。
ほんのちょっと相手に気分よくなってもらうことで、相手が
積極的に行動してくれる。また、自分の仕事を相手にできる
だけわかりやすく伝えれば、相手からの理解を得られる。
そんなちょっとしたことで仕事がうまくいくのなら、やって
みて損はない。
大事なのは、最初からそれを狙ったり、相手に過度な期待を
抱くことなく、とにかくまずは自分のために自分ができること
をすることだ」
例えば、こんなことが書かれています。
○感謝軒持ち、お祝いの気持ちはすぐに伝える
○相手を褒めるのも自分のため
○相手を無意識のうちに動かす
○計画や意志決定よりも「実行」がいちばん大事
○怒鳴りつけるなら「偉い人」
○本質をやさしく説明する
○弱みを明かすタイミング
○口の堅さがいちばん大事
○話せないことは話せないと言う
○「つじつま合わせ」の小さなウソはつかない
今では、忘れられ、おざなりにされがちな、一人の人間としての
基本的な行動の仕方が書かれています。古いと感じる方もおられる
と思いますが「そうだなぁ、これは大切なことだなぁ」と感じる
こともいっぱい書かれています。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
人に会ったら、真っ先に 「その人がしてくれたこと」を思い出す。 思い出したら、 「先日は、ありがとうございました」と、会った瞬間に、 感謝のことばを | その人に会ったとき、 「その人がしたこと」(特に嫌なこと)を 思い出すのではなく、 「その人が自分にしてくれたこと」(ありがたいこと) を思い出すこと… | 2009-06-05 |