■今日の「おすすめ本」■
2011年11月8日
- タイトル
- 新しく生きる
- 著者
- 高橋 和己
- 出版社
- 三五館
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
書いた、心理学の本。少し専門的な本です。
この本の中にこんなことが書いてあります。
「自己受容は、自分の心の中に生起するさまざまな感情や
考えをそのままに認めてあげることである。(略)
しかし私たちはこれがなかなかできない。
むしろ自分の感情を認めまいと抵抗することのほうが多い。
恨んではいけない、憎んではいけない、怒ってはいけない、
好きになってはいけない、頼ってはいけない、甘えては
いけない…と、さまざまな自己規制の「枠」が、私たちの
自由な感情の流れを止めようとする」
つまり、
心の「枠」は、私たちが知らず知らずのうちに自らが作りだし、
その自分でつくった「枠」に、自らで苦しむことになるという
ことです。
この「枠」から自由になることで、「新しい生き方」が
見えてくるのだという。
新しい希望がわいてくるんのだと言います。
古い、なじんだ自分に別れを告げるのは、なかなか寂しく、
苦しいことであるのですが、それが第一歩になると。
この本には、そうした自分の「枠」をはずした人たちの
事例が書かれています。
自分の「枠」を知りたい、自分の「枠」をはずしたいと
思っている方は、ぜひ読んでみてください。おすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
人の悩みの源は、 自分の気持ちをどれか一つに決めようとすることから始まる。 もっと精密に言えば、 二つの気持ちのうちのどちらか片方に決めようと する | 揺れる自分を責める自分が確かにいる。 どうしてきっぱり決められないのだと… しかし…気持ちは揺れるのだ、ゆらゆら揺れる。 どっちにも決められない自分。 | 2003-01-04 |
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