■今日の「おすすめ本」■
2011年12月28日
- タイトル
- 花ひらく心ひらく道ひらく
- 著者
- 坂村 真民
- 出版社
- 講談社 (2001/05)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
200の詩を紹介してくれるとてもお得でいい本で、代表的な
詩がほとんど載っています。
坂村さんは、仏教詩人とも言われた方ですが、自らは、
「自分が生きるために、詩を書いているので、詩人になるためでは
ない。どうかそのことも知ってもらい、共鳴共感して頂いたら、
何より嬉しく、ありがたい。
自分の生活の中、自分の精神と肉体との相克、苦闘の中で生まれ
た詩である」
と言っておられます。
例えば、こんな詩が載っています。
私の好きな詩から
《声》
人間バタバタして過ごしていると、
何の声もきこえてこなくなる
風の声
石の声
木の声
川の声
山の声
大地の声
地球の声
星星の声
みんな声をだして
呼びかけているのに
何の声も耳に届かず
ただカサカサと生きている
そういう
淋しさ
虚しさを
ふと感じませんか
その他こんな詩が載っています。
○念ずれば花ひらく
○鳥はとばねばならぬ
○花は嘆かず
○みんな天に向かって
○かなしみはいつも
○これからだ
○一番いい人
○からっぽ
○風に託して
○1本の道を
○約束
○知らせてやりたい
どの詩も、心にしみてきます。
そして、心が洗われるように思います。
おすすめの一冊です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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《つみさかね》 一球一球のつみかさね 一打一打のつみかさね 一歩一歩のつみかさね 一座一座のつみかさね 一作一作のつみかさね 一念一念のつみかさ | 先日、ウォーキングの最中に、 この詩を書いた坂村真民さんのことばに出合いました。 (「街角のおことばと、仏教詩人坂村真民の詩」) 坂村さんは「念ずれば花ひ | 2009-04-06 |