■今日の「おすすめ本」■
2017年7月31日
- タイトル
- 人生の「お荷物」を捨てる方法
- 著者
- ひろ さちや
- 出版社
- 青春出版社 (2007/11/1)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
どうしたら捨てることができるか、その方法、考え方などを
宗教的観点、深い見方から教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「物差しってありますよね。私たち人間が持っている「世の中の
物差し」って、実はゴム紐でできているんです。
たとえば、誰かともめた時、
「あの人が悪い。私もちょっとだけ悪いけど、あの人ほどじゃ
ない」というふうに、見方によって伸び縮みするんです。
他人には厳しく、自分に甘くなったりね。
それに対して、宗教の物差しは、しっかり目盛りがあって、
正確にものを測るというような物差しじゃないんです。
いわば目盛りのない物差し。測らない物差しです。
だから、明るい性格と暗い性格とどっちがいいか、なんて測り
ません。どっちだっていいんです。
苦しみながら生きるのと、安楽に生きるのと、どっちがいいも
ない。どっちだっていいんですよ」
人間は、この物差し、しかも自分が持っている物差しにとても
左右されているとか。
例えば、こんなことが書かれています。
○世の中の役に立たなくていい
・病気のままでも健康に生きる
・「そのまんま」という生き方を知る
・人生の旅にゴールはない
○生きたいように生きればいい
・もう一度、家族の時間を取り戻す
・「希望の先取り」が不幸を招く
・不登校、引きこもり子の感性
・先々のことなんて心配しなくていい
○すべて「自分の都合」でいい
・お金は「自分の事情」で勝手にやろう
・本気で働かなくてもいい
なるほどそう考えれば、そういう見方もできるのか、そういう
生き方もありか…と宗教の持つ深い意味を感じられる本です。
好きずきある本だと思います。
今、がんばっている方にはおすすめしません。
ややお疲れモードに入っている中年以降の方におすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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