■今日の「おすすめ本」■
2017年10月6日
- タイトル
- 泣きなされ笑いなされ舞いなされ
- 著者
- 中村 明晃
- 出版社
- 佼成出版社 (1999/06)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
乳ガンを乗り越え、新潟県林泉山柳原寺住職(出版当時)となり、
法務をする傍ら、多くの方々の相談、講演、執筆活動をしている
著者が、お地蔵さまの書画とともに、捨てることによる安らぎ、
生き方などを教えてくれる本。
著者は、こんなことを教えてくれます。
「長く苦しい時間を支え合って通ってこられた、老夫婦の無い
ものねだりをしない、今あるもので幸せをつくる、過ぎた
ことに未練をもたない素晴らしい生き方に、心からの拍手と
共に次の言葉を贈りました。
ありきり (ないものねだりしない)
みたきり (言いわけしない)
それっきり(みれんをのこさない)
皆さんもこの言葉を生活のなかに入れてみませんか?
生きることが楽になりますよ」
お地蔵さまの書画と共に、こんなことが書かれています。
〇第1章 舞いなされ(母の遺言;捨てなければ得られない安らぎ
―出家;こんど、生まれ変わったら ほか)
〇第2章 縁(仙宗さまの真っ白い草履;孤児百人を育てた
井口貞法尼;個性は長所と短所の裏表 ほか)
〇第3章 生かされて生きる(散りゆく姿のいとおしさ;
巾着に込められたお釈迦さまの
慈悲;お地蔵さまに生かされて ほか)
お地蔵さまの絵になんともいえないやさしさを感じます。
仏教の教えと言うより、著者の生い立ちや生き方が元にいろいろ
な話が書かれています。
ゆったりと読んでみることおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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