■今日の「おすすめ本」■
2017年10月2日
- タイトル
- 自分を信じてゆっくり進め!
- 著者
- 伊藤 真
- 出版社
- ダイヤモンド社 (2002/11)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
司法、憲法についての解説本などを出版している著者が、生きて
いくのに大切なこと、今を生きていくことを、司法を目指して
いる方々や司法関係者に向けて語りかけている本。
著者は、今を生きることの大切さをこう言っています。
「司法試験の受験時代の初めの頃は、将来こんなことをしてやろう
とか、弁護士になったらこんな車に乗ってとか、将来のことばか
りを考えていました。そして、つらい今を堪え忍ぼうとしていた
のです。
当然「今」はつらく、忙しく、面白くなくなります。そして夢が
実現できそうもなくなると、自分は時間を無駄に過ごしたと思い
こみ、自己嫌悪になります。これでは何もいいことはりません
そこで、考えました。
夢は将来の自分のためにあるのではなく、今の自分を充実させる
ためにあるのだと。
将来のことを考えて楽しむのもいいですが、それは将来が楽しい
からではなく、今、そのように考えていられる自分の幸せを実感
できるから楽しいのです。
自分に存在するのは今だけなのだから、それを自分で意識して
感謝しながら、精一杯楽しもうと思いました。
今、しっかりと空気を吸ってますか。
今、大地をしっかりと自分の足で踏みつけていますか」
例えば、こんなことが書かれています。
1.自分を信じ、あるがままを受け入れて生きよう
・豊かな生活とは何か
・世間の物差しの奴隷になっていないか
2.人は誰にでも生まれたときから託された使命がある
・私のあこがれる法律家
・絶対的な価値の中で生きる
3.今、勉強しないでいつやるのか
・競争相手は他人ではなく自分である
・どんなことにも地道にやらなければいけない時期がある
4.限られた時間をいかに有効に使うか
・毎日3時間、2~3年勉強すれば合格できる
・ムダを省いて合理的に勉強するには…
5.法律家は冷たい心の持ち主なのか
・過去の歴史から学ぶことの意義
・強制収容所を訪れて考えたこと
司法試験の勉強方法や時間の使い方、司法に携わる心構えなども
書かれています。この本の中で繰り返し語られていることは、
「今を生きる」こと、「愛をもって生きる」ということでした。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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バイオリニストの川畠成道さんは目が不自由です。 それでも英国王立音楽院で主席となり、 人々に感動を与える美しい音を出します。 彼は著書の中で、 「自 | この本では、さらに、川畠さんのことをこう書いています。 「この川畠さんも、あるコンクールのセミファイナルで 落ちてしまったときには、精一杯やっているのに、 | 2009-11-24 |