■今日の「おすすめ本」■
2018年4月9日
- タイトル
- プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中
- 著者
- 藤井 一郎
- 出版社
- 東洋経済新報社 (2011/9/29)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「ビジネス交渉」の極意と技法を、具体的に教えてくれる本。
交渉について、あらゆる角度から取り上げられています。
著者は、こう言っています。
「多くのビジネスパーソンが交渉スキルの重要性を認識している
にもかかわらず、まわりの誰も交渉について教えてくれる人が
いないのです。会社の社員研修でも交渉については教えません。
社内で交渉の達人といわれている人も、それぞれが自己流で
やっていて、しっかりと教えられる人がいないのです。
その結果、多くの人が交渉を誤解してしまっています。
今後のビジネス界で生きていくためには、交渉スキルはます
ます重要になってきます。
営業、技術、管理部門などといった職種は関係ありません。
上司や他部署との「社内交渉」で成果を出したり、仕事を
やりやすくしていくことも必要ですし、転職活動においても
交渉スキルが必須になります」
例えば、こんな交渉術が書かれています。
◎交渉の7つの源泉
◎「よい交渉」の2つの要素とは?
◎交渉相手と信頼を築く6つの方法
◎満足する交渉術
◎YESと言わせる6つの武器、チャルディーニの法則とは?
◎行動経済学を知らずに交渉はできない
◎相手には知られたくない価格交渉術
◎売り手の交渉術
◎買い手の交渉術
◎仲介者の交渉術
こうして
「交渉」について、簡潔にわかりやすくまとめて書かれていると、
交渉の全体像が見えて、「なるほど、こんなときには、こんな方法が
いいのか、こんな方法もあるのか」と、とても参考になりました。
これからは「交渉術」が必要になってくると思われるので、じっくり
読んでみることをおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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多くの人が犯すミスは、安請け合いして、 あとで「やっぱりできませんでした」となることです。(略) 安請け合いして、相手の期待値を上げてしまうと、 あと | この本では、このあたりのことをこう言っています。 「交渉の席では、相手が目の前にいると、簡単な約束なら 「わかりました」と受けてしまいがちですが、あと | 2012-03-27 |