■今日の「おすすめ本」■
2018年7月5日
- タイトル
- “問題行動の意味”にこだわるより“解決志向”で行こう
- 著者
- 森 俊夫
- 出版社
- ほんの森出版
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
心理療法家やカウンセラーの姿勢(スタンス)や、「問題行動と
症状」とどう向き合っていくかを教えてくれる本。
著者は、
問題行動や症状を通して、本人が何かを訴えようとしている場合も
あるが、それがすべてではなく、問題行動や症状は、いろいろな
理由から起こり、いろいろな仕方で起こる。
また、問題行動や症状の「原因や仕組み」をあれこれ考えても、
解明しても、それが「解決」に結びつくわけでもないので、
頭でいろいろと考えて、何もしないより、
「見えるものを見る。見えたものを、なるべくそのまま屁理屈つけ
ないで見る。見えたらすぐ動く。具体的に動く。もしそれで動き
方がの間違いが見えてきたら、すぐに変える。それを何度も
繰り返してうちに、物事が良い方向に動き出したことが見えて
くるかもしれない。
そこからようやく正しい「理解」につながっていくんだと思う
んです」
ということが大事だと言っています。
75ページほどの本なのですぐに読めると思いますが、内容は、
やや専門的。どちらかというと、これからカウンセリングや心理
療法を学ぼうとしている方に向けです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
人とかかわる際に、いくつかやっては いけないことがあると思うのです。 それは、“意味”の深読みをしてしまうこと、 “意味”のない所にこちら側の勝手 | ついつい、相手の行動や言葉を 「どうして、あんなことをしたのだろう」 「そうして、あんなことを言ったのだろう」 とあれこれ深読みして、考えて込んで、 勝 | 2006-07-10 |