■今日の「おすすめ本」■
2018年6月5日
- タイトル
- 言いたいことを確実に「伝える技術」
- 著者
- 岡本 象太
- 出版社
- 河出書房新社 (2005/8/20)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「振り向かせる」「共感させる」「信用させる」「説得する」など
具体的手法を教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「誰だって、いろいろと経験を積んでくれば、それなりに成長も
するし、磨かれてもくる。その部分で、大差はないだろう。
差がつくとすれば、自分が持っているものや考えていることを
きちんと伝え、わかってもらう能力だ。
いちばん必要なのは、わかってもら熱意ではなく、言いたいこと
を確実に伝える技術、考えていることや伝えたいことをわかって
もらう技術なのだ」
と、いうことで、とくに、こんな方には読んでほしいそうです。
◎本人は一生懸命がんばっているのに、周囲の評価が思った
ほどあがらない人
◎才能があるのに、その才能を十分にアピールできない人
◎いいアイデアや企画を持っているのに、周囲にわかって
もらえない人
こんなことが書かれています。
1.出だしの「ツカミ」で、話に引っ張り込む技術
2.立場や気持ちをこちらに同調させる技術
3.こちらのペースに巻き込み、聞く態勢にさせる技術
4.警戒心を解いてもらい信頼を勝ちとる技術
5.迷いを断ち切って、YESと言わせる技術
6.ロゴマークやフレーズなど記号を有効に使う技術
7.微妙なニュアンスまで正確に刷り込む技術
8.事前にチェックして失敗伝える技術
9.テクニックに溺れず真の「伝える力」を磨く
ビジネス上だけではなく、普段の生活にも生かせる技術が書かれて
いますので、とても参考になる本です。伝えることを仕事として
方、伝え方ことがある方、上手に思いを伝えたい方など、読んで
みることおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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正論を言う人は一目置かれるかというと、なぜかそんなことはなく、 煙たがられることのほうが多い。いったいなぜだろう。(略) 正論とは、たとえて言えば、 | 私なども、正論を主張されると、 「うーん、確かにそのとおりだれど、そうとばかりとは 言えない面もあるなぁ」 「そんなに立派なことを言われてもなぁ…」 | 2012-03-22 |
(自分の意見を主張するとき) 断定はリスクは大きいと言ってきた。 しかし、断定できることがひとつだけある。 それは自分に関することだ。 「私はこう思う」 | この本に、こんな事例が書かれています。 「これからの時代、新しい価値観が必要です。 だから○○するべきです」 と言い方だと、どうも独りよがりな感じ | 2011-10-27 |