■今日の「おすすめ本」■
2019年6月6日
- タイトル
- 人間関係を育てるものの言い方
- 著者
- 近藤 千恵
- 出版社
- 大和書房 (1995/09)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
あたたかい人間関係を広げていくための、人間関係の築き方、自己
表現の仕方などを教えてくれる本。
女性は「自己表現」が難しいと言われます。
その理由として、いくつかの理由があるということです。
(ETWの創始者リンダ・アダムスのまとめ)
●1つは、「利己主義であってはいけない。もっとまわりの人の
事を考えなさい」と教えられてきたこと。
●2つめは、女性の言っていることが真剣に受け止められない
ことが今でもあるから。
●3つめは、女の子なら「物わかりよくしなさい」「波風が立た
ないように振る舞いなさい」と幼いときからずっと言われて
続けてきたので、自分の感情がわかっていても、実際に表現
していくのには、大変な勇気がいる。
このようなバックボーンがあるので、どうしても女性は男性に比較
すると「自己表現」が、自然にできません。そして人間関係でも、
自分を押えて、そのために不満や怒りをためがちです。
しかし、「自己表現」を上手にすることによって、人間関係も円滑
に、自分も楽になりまる。そのための方法や考え方、事例を教えて
くれます。
例えば、こんなことが書かれています。
◎自分を知るための話し方《わたしメッセージ》
◎上手な「いいえ」の言い方《返事のわたしメッセージ》
◎協力を頼みたいときの話し方《予防のわたしメッセージ》
◎困ったことが起きたときの話し方《対決のわたしメッセージ》
◎相手と対立するとき《勝ち負けなしの解決法》
◎価値観が違うとき、どうすればいいのか《対立の解消法》
◎大切な人が悩んでいるとき《能動的な聞き方》
うまく自分を表現できないなぁ、もうすこしちゃんと自己表現した
いなぁ、もっと相手にわかってもらいたいなぁ…と切実に思って
いる女性の方におすすめの一冊です。じっくりとこの本と向き
あってみてください。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
与えられた環境だけが、 自分が生きるところではないのです。 自分が働きかけて、 自分のおかれた状況を変化させることで、 より自分の求めることが満たさ | 人を「変えること」は、なかなかできないが、 今の「環境」を変えることは、自分の力でできる。 今、自分やっていることを見直してみて、 不満があるなら、その不 | 2008-06-22 |
「自分らしさとは何か」を探すのが 私たちの一生かもしれません。 その意味では一生が「わたし探し」ともいえ、 そのときに探した「わたし」は、 ずぅーと一貫 | 日本語は、主語がなくても話が通じる会話が多い。 というより、あえて主語をはずして会話していることが多い。 「オレ」「自分」「わたし」などの主語をつけると自己 | 2008-04-20 |