■今日の「おすすめ本」■
2020年6月17日
- タイトル
- 出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!
- 著者
- 中村 文昭
- 出版社
- PHP研究所 (2008/3/3)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
引きこもりやニートの若者たちと無農薬農業をし、その上全国で、
年間の講演を300回以上こなしている(この講演は大人気)の
著者が、すべて自分の経験を元にした、どんな相手も一瞬でファン
にしてしまう、究極の対人術を大公開!
著者は、こう語っています。
「東大に合格することが自体が、そして、よい大学を出ればよい
会社に就職できる、ということ自体が目標であるのならば、
それはただの「入り口」にたどり着くための手段にすぎない
のではないでしょうか。
今はみな、この入り口、門構えの前に胸を張って立つこと
ばかりに重点を置き、そこから中へ踏み込んでからのことは
おろそかに、おろそかならまだしも、ほとんど考えてはいない
ように見受けられます。
あたかもその入り口に立っていれば、すべてがバラ色に、都合
よく、あとはオートマティックに運んでもらえるもの、と
勘違いをしてしているようにさえ感じられるのです。
しかし、本来の目的はそうではないはずです。
大学に入るのも、会社に入社することも、その中で自分らしさが
発揮でき、達成感や満足感を得、幸せを感じながら生きていく、
それが本当に大切なことであり、本来の目的なのではないで
しょうか。
そのためには、親や周囲の思惑であるとか、社会の風潮ではなく
自分の中から生まれる「何のために」という考えを突き詰め、
大事にして生きていくことが大切です」
例えば、こんなことが書かれています。
◎サービスとは相手の期待を裏切ること
◎「黙ってやる」のがサプライズの第一歩
◎売れないのは売れない理由を考えているから
◎「頼まれごとは試されごと」
◎カッコいい目標より、すぐできる目標を言え
◎人の心をつかむ極意は、「安心、信頼」されること
◎ここぞと思う出会いには、お金と手間暇をしっかりかける
◎人の話には、感心するより悔しがれ
◎面白く話せないのは、ポイントの置き方がズレているから
◎自分のキャラクターを徹底的に理解し、最大の武器としろ
すべてが著者の体験、経験からの教えなので説得力があります。
しかも、視点や考え方も違っているので、なるほど~そうか、
うんうん、そういう見方もあるね、そういう方法もあるのか、
などなど、勉強になることが満載の本です。
おすすめの一冊です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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たくさんの曖昧な知識より、一つでも正確な知識を。 会話の最中、肝心の固有名詞が思い出せなかったり、 または最初からきちんと覚えていなかったりで、 歯が | 「たくさんの曖昧な知識より、一つでも正確な知識を」 というのは、私にとってはとても痛いことばで、 本当に、その通りだと思います。 私は、本を読み、取材もし | 2012-12-19 |
ロックが大好きだからと言って、特定のロックバンドの 歌ばかりを聴いていて、他には耳も傾けないのでは、 それだけしかわからない人間になってしまいます。 ジャ | この本の著者の中村さんは、高校を出て半ば家出同然で 東京に出てきて、田端さんというすごい行商のボスと出会い、 一緒に、軽トラに果物や野菜を積んで売り歩きなが | 2012-11-30 |