■今日の「おすすめ本」■
2020年5月20日
- タイトル
- 世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業
- 著者
- 狩野 みき (著)
- 出版社
- 日本実業出版社 (2013/6/22)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
スクール講師の著者が、米・ハーバード大学の提唱する「意見の
つくり方」や、アメリカの高校で教える「考える」授業を
モチーフに、「世界で通用する考え方」を紹介してくれる本。
そのエッセンスをやさしく解説します
狩野さんは、こう言っています。
「何かの課題に自分なりに答えを出すこと。想定外の事態を
乗り切るべく、新たなシナリオを見つけ出すこと。自分の
意見に説得力を持たせること。
いずれも「きちんと考える」ことができなければうまく
いきません。
しかし「きちんと考える」つまり「考え抜く」とは実際、
どうすればいいのでしょう。
何を、どのようなプロセスでどう考えれば、「考え抜いた」
と言えるのでしょうか。
その答えが、本書にあります」
ということで、自分の意見を作るための「考える手順」が
書かれています。
■ステップ1.理解を深める
■ステップ2.視点を広げる
■ステップ3.未来から、より現実的なアクションを考える
■ステップ4.「意見」ができる!
■ステップ5.批評、反論を自分のものにして意見を磨きあげる
例えば、こんなことが書かれています。
◎自分の意見を作る授業
◎「理解したつもり」にならないための授業
◎誰かになりきって、「自分と違う視点」で考える授業
◎「では、本当に起こったらどうなるだろうか」
先を予測する授業
◎「批評、反論」を自分のものにする授業
◎「言葉になっていない」「?」に気づく授業
ツッコミリスト」「視点を増やす方法」、 先を予測して
現実的な選択をする「A4・1枚決断シート」など、具体的に
教えてくれるので、実際に使えそうなツールが多いです。
実践するのはなかなか大変そうですが、1つでも自分のものに
できれば、力になるだろうなと思います。
グローバルビジネス関係の方にはおすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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人の意見にはたいてい、背景や思い入れ、葛藤、 本人にとっては当たり前だからこそあえて口にしない前提など、 目には見えない多くのものが含まれています。 | 会話をするとき、意見を交わすとき、前提がわからないと、 全く反対の返答になることがあります。 例えば、 A「私は料理を作るのは嫌い」 B「え、私は好 | 2016-07-08 |