■今日の「おすすめ本」■
2020年12月2日
- タイトル
- いいかげんが いい
- 著者
- 鎌田 實
- 出版社
- 集英社 (2008/10/24)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
を押さえて肩の力を抜き、もっと「いい加減」を見つけていこうと
さまざまな人生の事例も交えて、生き方を教えてくれる本。
著者は、こう語りかけています。
「いい加減な生き方を日本人は嫌ってきた。
いい加減を越えて、もっともっとがんばらないと許されない。
とことん、最後の汗の一滴まで出しきらないと認めてもらえない。
そして豊かになったけど、幸せを感じにくい国。
幸せになるために生きているのになぁ…
生きるために、仕事はとても大切。
その仕事を支えてくれる、いい生活が必要。
いい生活があると、いい仕事が生まれる。
これがいい加減な関係だ。
勇気をもって、いい加減に生きていこう」
例えば、こんなことが書かれています。
◎頭はやわらかなのが、いい
◎いい加減がわかれば、「老い」も「介護」も「死」も楽に
なる
◎力を抜けば、健康で長生きなんて、簡単、簡単
◎「いい加減」な余裕が、心の力になる
◎こんな世の中になったらいいなあ
◎迷いながら「いい加減」に生きればいいのだ
とてもいい話、心に響いてくる話が載っていて、こんな生き方も
いいなぁと思えてきます。
じっくりと読んでみることをおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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「がんばれ」という言葉で励まされて、 立ち直る人もたくさんいる。 だから、すべての「がんばれ」が悪いわけじゃない。 とはいえ、その言葉が、ときに悪いほうに | 著者の鎌田さんは、ご自分でもうつの経験をしてきて、 「心の中で葛藤している人にとっては「がんばれ」はムチとなる。 言う側は簡単。慰めたり、力づけたりしてい | 2012-03-13 |