■今日の「おすすめ本」■
2005年10月2日
- タイトル
- 愛とゆるしの心理学
- 著者
- ジョーン・ボリセンコ
- 出版社
- 日本教文社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
心理療法家でもある方なので、この本の内容も、
心理学、科学、哲学、医学に基づいて書かれています。
多くの人の体験談も豊富で、著者はこう言っています。
『私たちが失ってしまったものを「思い出す」ための本です』
例えば、
「不健康な罪悪感が作り出す不幸」について書かれていますが、
『この罪悪感は、多くの人が持っていて、
「もっとたくさん働こう、もっと上手になろう」
「私には世の人々を救う義務がある」
「みんなを喜ばしてあげなくちゃ」などなど、自分を駆り立ていて、
自分の魂を殺している。
この罪悪感に負けないで生き、癒されましょう、
その内面を探ってみましょう』
とその方法や、心理を教えてくれます。
また、許しについて「他の人を許すステップ」として
以下のことを提唱しています。
1.自分が執着している問題は、自分自身に責任があることを認める
2.問題の中身を自分に、相手に、そして神に告白する
3.自分と相手の双方の長所を見つける
4.そのために何か特定の行動をとる必要があるか考える
5.神に助力を求める
6.その問題によって自分を何を学べたか振り返ってみる
なんと、実はこれは「自分を許す練習にもなる」
と言っています。
一見、取っつきにくいような、日本人にはなじみのないような
項目もありますが、この本を読むと、ああ、なるほど
こういう考え方をすればいいのね、とわかります。
自分に疲れてしまったときに、じっくり読むことをおすすめします。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
自分の恐怖によって苦痛を大きくさせがちです。 たとえば、先週の月曜からどうも背中が痛いけど、 パンクしたタイヤを取り替えたせいだろう… それとも、絵を | コロナ禍の中で、 身体に不調を訴えている方が増えているそうです。 うん、そうだろうな、ストレスもたまっているし、 自分だってうつうつしがちだもん、と思いま | 2020-06-08 |
「許し」はまったく私たち自身の問題であって、 相手の態度しだいという条件つきのものではありません。 | 自分が「許せない」と思うことは、ささやかなことから、 大きなことまで多々あるものだ。 そのたびに「許せない」と思う。 今まで数え切れないほど「許せない | 2002-11-23 |