■今日の「おすすめ本」■
2021年3月19日
- タイトル
- ロジックだけでは思いは伝わらない! 「共感」で人を動かす話し方
- 著者
- 菅原 美千子
- 出版社
- 日本実業出版社 (2009/12/25)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
人を動かすコミュニケーション強化方法を教えてくれる本。
著者は、こう言っています。
「古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、相手の行動や考え方を
変えさせるためには、次の3つの要素が必要だと説きました。
1.論理(ロゴス)
2.感情(パトス)
3.信頼(エトス)
論理とは、言葉で人の理性に訴える方法です。
しかし、論理だけでは必ずしも人を説得できません。人には感情
があり、相手の気持ちを考慮していない場合には、いくら理屈が
正しくても、反発や抵抗に遭います。
また、いかにロジックや感情にアピールしても、そもそも話し手
が相手から「信頼」されていなければ、説得することは困難です。
私は、説得に関して、次のような式が成り立つと考えています。
行動(または、考え方の変化)= 論理 × 感情 × 信頼
つまり、3つの要素のうち、どれかひとつの要素でも「ゼロ」に
なってしまうと、行動や考え方の変化は起こらない、ということ
です。「説得」が必要なすべての人にとって、この関係式を
頭に置きながらコミュニケーションをとることが相手を説得する
カギになります」
例えば、こんなことが書かれています。
○仕事ができるマネージャーほど、部下を説得できない理由
○こんな時代だからこそ、リーダーは語り続けなければならない
○ストーリーで語る4大メリット
○「共感ストーリー」がある人は行動に移す
○組織でストーリーを用いると効果的な場面
○人は「信頼」があって初めて「共感」する
○今、目の前にあるものを表現できますか
○「たとえる力」をつける実践トレーニング
○「人を動かす」際に陥りやすい5つの落とし穴
○言い負かしても人は動かない
この本に書いてあることを理解し、実践するのはややむずかしい…
というのが私が持った印象です。カタカナも多いかな。
とはいえ、実践できることもあり、いくつかやってみようと思い
ました。リーダーになる人向けに書かれた本です。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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