■今日の「おすすめ本」■
2006年7月30日
- タイトル
- 愛する自分 愛される自分
- 著者
- 秋山 さと子
- 出版社
- ガイア
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
「現代では「人から愛されたい」という気持ちは強くあっても、
「人を愛したい」という気持ちが欠落しているように思われる」
と言っており、そんな人たちに向けて書かれた、
「愛されること」「愛すること」について書かれた本。
この本の中で著者はこう言っています。
「人に愛される、あるいは相手の気持ちをこちらに
振り向かせることだけが、喜びだとしたら、それは
なんとつまらない人生でしょうか。(略)
愛されたいとか、何とか相手の気持ちをこちらに
引き寄せたいといった下心があるならば、それは「愛」
ではありません。愛となったら、計算も下心もすべて、
なくなってしまうのです。
計算のある愛、下心のある愛は“恋愛ゲーム”に
すぎません」
そして、
「報われなくても、自分が愛してこそ、喜びがある」
のだと教えてくれます。
どうして、こんなふうに「愛されること」ばかりをめざし、
「愛すること」を避けるようになっているのか。
それは、「愛」を損得でしか、考えなくなっていること、
自分の価値を自分で感じることができず、他人から
「愛される」ことによってのみ、自分の価値を感じられると
言う人が多くなっているからではないかと、言っています。
人を愛するには、自分を愛することが始まりだと教えてくれます。
そうでないと、本当の「愛」を感じることができないと。
じっくりと読まれてみることをおすすめします。