■今日の「おすすめ本」■
2006年12月13日
- タイトル
- まれにみるバカ
- 著者
- 勢古 浩爾
- 出版社
- 洋泉社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
なぜなら、バカはバカだからである。
と、厚顔にも公言するくらいだから、
当然わたしはバカではない。」から始まる、
バカについて斜めから見て書いている本で、私は好きです。
この本には、以下について書いてあります。
「広く世の中を見渡してみると、感動的なことに、
正真正銘のバカはやはりいるものである。
長ずるにつれて、全身バカも少なからず存在するのだ、
ということもわかった。
本書では、そのようなまれに見るバカ(だけではない)
の生態に関する物語である」
この本の中に「現代バカ著名人列伝」が載っています。
●バカはどこへ消えた…宮台真司
●勘違いしているバカ…渡辺淳一
●自己陶酔するバカ…田嶋陽子
●自分を過信したバカ…田原総一朗
●啓蒙するバカ…三田誠広
相当頷いて笑えます。
世の中バカが多いと思ったら、一読してみてください。
楽しめますよ。
この本からの気になることばは「今日のことば」↓を参考にどうぞ。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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「楽しまなきゃ損だ」という言い方はとことん卑しい。いったいいつから人生は損得勘定になったのか?楽しいのは楽しいから楽しいのであって、得をするために楽しむのではな | 考えてみれば、そうだなぁ…「楽しまなきゃ損だよねぇ」などと、よく言ってるような気がする。深い意味はないが、恐らく楽しむこと=得つまらないこと=損とどこかでインプ | 2004-06-04 |
出来ればわたしも完璧なバカとして生きたかった、 と少しだけ思う。 もしそうできたなら、どれほど楽だったことか。 なにしろバカは自分を疑うということがな | ふふふ、なるほどなぁ… そうか…バカだったのか、彼らは…。 そう思えば気持ちも楽になるかな。 いるんだよなぁ、「自分だけが絶対に正しい人」。 どこに | 2003-12-24 |
「もうバカばっかしやっていますよ」という男がきらいである。ほんとに「バカばっかしやって」るからである。本人は、こんなに不真面目なんだぞ、器がでかいだろう、と誇ら | またまた、にやりと笑った本である(好き嫌いはあるだろうが)ともかく、著者の読んでいる本の量に驚かされる。本を読んでバカ探しをしている姿もおかしい。(本だけでなく | 2003-12-23 |