■今日の「おすすめ本」■
2007年5月22日
- タイトル
- 生きがい発見の心理学
- 著者
- 諸富 祥彦
- 出版社
- 新潮社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
現代の悩みには、どこか共通のものが感じられるように
なって来たと言う。
「それは、ありていに言ってしまえば、「空虚感」とか、
「人生の意味の喪失」「生きてる実感の欠如」といったもので、
その存在自体はずいぶん前から指摘されていたものですが、
このところ、その表現のされ方が、ずいぶんとあからさまに、
というか、ストレートになってきたように感じるのです」
この本では、心理学の話しをおりまぜながら、生きる意味、
自分の人生についての見つめ方、考え方など教えてくれます。
いくつかの事例が出てきますが、その事例1つ1つが
とても考えさせられます。
○生きていく意味がわからない
「人生に、意味なんて、あるはずないじゃないですか」
○自分を好きになれない
「自分を傷つけていると、気持ちが落ち着く」
○一人になりたくない
「一人じゃいたくない症候群(孤独嫌悪シンドローム)」
○働きたくない
「働くことの意味が実感できない時代」
少し、専門的な要素も入っていますが、じっくりと読んでみる
価値のある本です。
心理学に興味のある方には特におすすめです。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
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「みんなから理解されたい」という気持ちを捨て、 「理解してくれる人だけ、理解してくればいい」 「わかり合えない人、わかってくれない人は、 そのままでいい | 無理に、わかってもらおうとすると、 空回りして、消耗してしまう… 誰からも、わかってもらおうとすると、 何も出来なくなって、 自分のしたいことができなく | 2005-10-03 |