■今日の「おすすめ本」■
2007年10月13日
- タイトル
- プロカウンセラーの聞く技術
- 著者
- 東山 紘久
- 出版社
- 創元社
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
世の中、プレゼン、スピーチ、営業力などで、話す方法を
書いた本はいっぱいありますが、効果的な聞き方を教えて
くれる本はあまりありません。
この本は、きちんと聞くことの意味も含めて、聞き方を
教えてくれます。
聞き方について、目からウロコの話しがいっぱいです。
著者はこう言っています。
「われわれは、真実の人間関係、嘘のない人間関係、
信頼のできる人間関係をもちたいとつねづね思っています。
そのためには、相手の話を聞くことが必要になります。
「聞く」ということは、ただ漠然と耳に入れることでは
ありません。聞くことは理解することなのです。
音や言葉を聞くことは簡単ですが、相手を理解するのは
むずかしいことです。(略)
しかし、相手理解は聞くことからしか生まれないのです」
この本では、実際に「聞く」ことをする方法を教えてくれる
のですが、これがやってみると…実にむずかしいのです。
例えば、相手の話を10分間でも、相づちだけで「聞いて」
みてください。口をはさまずにです。
やってみれば、自分の意見をはさまずに、人の話を聞くことが
どんなに忍耐力がいるか、集中力がいるか…わかると思います。
たまには、話すことばかりでなくて「聞く」ことも、ぜひ、
やってみてくださいね。
すると、きっと相手の違う面が見えると思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
自分の考えは 自分にしか適用できないことが多いものです。 ふつうの人は、自分の経験談を話すことが、 相手の経験値を増すと考えています。 これはあなが | 自分の体験や経験をどうしても、人より、 大変なもの、重いもの、重要なものと 思いがちで、その話をすれば、 人にも役立つと考えがちである。 そして、その体 | 2005-09-15 |